太陽光発電で食材乾燥 チェンジ・ザ・ワールド(酒田)が共同開発

2020/11/26 12:20
太陽光発電で果物や野菜を乾燥できる「ソーラーフードドライヤー」。キャンペーンではサツマイモと合わせてプレゼントする

 酒田市のIT企業「チェンジ・ザ・ワールド」(池田友喜代表)は、太陽光で発電しながらドライフードを作ることができる道具「ソーラーフードドライヤー」を開発した。商品化に向けたモニター調査を兼ね、実際の製品などをプレゼントするキャンペーンを来月6日まで展開している。

 同社は農地の上に太陽光パネルを設置し、発電事業と農業を並行して行う「ソーラーシェアリング方式」を展開している。ソーラーフードドライヤーは、この取り組みをPRする目的で発案し、段ボール製造の出羽紙器製作所(東京)と共同で開発した。

 縦30センチ、横31センチ、高さ11センチの段ボール容器に金網、太陽光パネルとファンが付いている。乾燥させたい野菜や果物を金網の上にのせ、好天の屋外に置いておくと発電しながら自動でファンが回る仕組み。1日ほどで食材が乾燥し、ドライフードができる。

 キャンペーンでは、ソーラーフードドライヤー1台と、チェンジ・ザ・ワールドが育てたサツマイモをセットにして抽選で25人に贈る。同社公式サイトの特設ページから会員登録し、来月6日まで応募する。問い合わせは同社0234(43)6301。特設ページのURLはhttps://change-x.jp/lp/cam2001 

環境省「サステナブルデザイン賞」に、売電事業など評価

 チェンジ・ザ・ワールドは国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組む企業をたたえる環境省の「グッドライフアワード」で、「サステナブルデザイン賞」を受賞した。スマートフォンのアプリを活用した太陽光発電の売電事業と、発電施設での野菜の栽培といった事業や各種取り組みが評価された。

 同社は、千葉県などに太陽光発電施設を保有し、独自開発したスマホのアプリを介して個人向け売電事業を手掛けており、最小1ワットから分譲で購入できる仕組み。太陽光パネルの下には畑を整備し、野菜を育てる「ソーラーシェアリング方式」も採用。小松菜やミョウガなどを栽培、販売している。新型コロナウイルスの影響による需要減を受け、非営利で酒田市内の飲食店などを支援する電子式回数券「もっけ玉」も開発した。

 受賞は県内企業では唯一で、今月21日に発表された。また、ベンチャー企業の育成や海外進出を後押しする東北経済産業局の「J(ジェイ)―Startup(スタートアップ) TOHOKU」でも本県で唯一の支援企業に選ばれている。

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