潮流、湧水に影響は? 遊佐沖・洋上風力発電、事業者合同の住民説明会

2020/11/18 09:24
遊佐沖での洋上風力発電に関し、事業者が合同で住民説明会を開いた=遊佐町生涯学習センター

 遊佐沖で事業化が想定されている洋上風力発電で、参入希望事業者による初の住民説明会が17日、遊佐町生涯学習センターで開かれた。既に環境影響評価(環境アセスメント)の配慮書を提出している4事業者が合同で開催し、住民からは潮流の変化や海底の湧出水への影響などについて質問が出された。

 説明したのは中部電力(名古屋市)▽日本風力開発(東京都)▽コスモエコパワー・加藤総業(東京都・酒田市)▽石油資源開発・九電みらいエナジー(東京都・福岡市)―の4事業者。

 想定する基地港湾について、各事業者は「酒田港が最適」とし、同席した県の担当者も「酒田港が指定されるよう対応していく」と説明した。潮流の変化で懸念される砂浜の浸食について、事業者側は「海外の先行事例などを参考に対策を考える」「既に浸食されている場所もあり、現状を正確に把握したい」などと述べた。漁業への影響を調べる方法では「現状の漁具、漁法など実態に即した調査を実施する」と答えた。鳥海山を水源とする湧水の調査を求める意見や、一部事業者が配布した資料の不備を指摘する声もあった。

 対象エリアは遊佐町の吹浦漁港南側から酒田市との境界まで約9キロ区間の沖合約6キロの海域(海岸線から1キロを除く)。各事業者の計画で異なるが40~60基程度の風車の設置を想定している。説明会は新型コロナウイルスの影響で延期され、この日は約50人が参加した。

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