県立高の耐震化、23年度に完了 県教委が方針、残り3校

2020/11/15 09:55
改築する寒河江工業高の外観イメージ図。完成後に県立学校の耐震化率は100%になる(県教育委員会提供)

 県教育委員会は2023年度までに、県立高校の耐震化を完了する方針だ。分校と定時制を含め47校のうち耐震化を終えていないのは3校で、酒田光陵(酒田市)と庄内総合(庄内町)は21年度、寒河江工業(寒河江市)は23年度中の完成を目指す。一方、今後は学校施設の長寿命化にも力を入れ、計画的・効率的な保全を図っていく。

 県立学校のうち、中学校1校と特別支援学校12校の耐震化は終えており、高校が終了すれば県立学校の耐震化率も100%になる。耐震基準を満たしていない施設は応急補強などの対応を講じている。

 高校の残る3校のうち、12年度に開校した酒田光陵は旧体育館のみ耐震基準を満たしていない。ただ、9学級ある今の3年生が卒業すると、全学年が8学級になる。このタイミングに合わせ、21年度中には解体し、基準を満たしたい考えだ。

 庄内総合は現在の特別教室棟が耐震不足となっているが、22年度に鶴岡南通信制と鶴岡工業定時制を統合するのに合わせて改築する。既に着工しており、来年9月に完成する予定だ。

 築50年超の寒河江工業は全面改築する。県立学校として初のPFI(民間資金活用による社会資本整備)を導入。既に事業者は決定し、学校側と設計について話し合いを進めている。新校舎・体育館などは23年度中に完成し、24年4月からの利用開始を想定する。

 県立学校の耐震化については06~07年度の耐震診断を踏まえて本格的にスタート。08年度時点で県立高校の耐震化率は約6割で、高校再編の動きも考慮しながら整備を進めてきた。

 全学校の耐震化にめどがつく中、今年6月には県立学校施設長寿命化計画を策定した。学校施設を持続的に良好な状態で使用するため、損傷が軽微な段階から改修していく方針などを盛り込んでいる。

 県教育政策課は「耐震化は一段落するものの、今後も老朽化に伴い危険箇所などは出てくる。危険箇所の早めの発見と改修に努め、安心、安全な教育環境を提供していきたい」としている。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]