前田慶次が米沢を案内 専用スマホとイヤホン活用、新サービスきょうから

2020/11/6 10:28
見どころのエリアに入ると専用イヤホンから音声が流れ、専用スマホの画面には観光スポットにまつわる映像が表示される=米沢市・上杉神社

 米沢で晩年を過ごした戦国武将・前田慶次の漫画キャラクターが映像と音声で市内の観光地を案内する新サービス「花の慶次~米沢傾奇(かぶき)巡り」が今月6日にスタートすることが決まり、5日、運営企業などが同市の伝国の杜(もり)で記者発表した。専用のスマートフォンと顔の向きなどを感知するイヤホンを組み合わせることで「その場に慶次がいる」ような臨場感を味わうことができる。

 少年誌で連載された漫画「花の慶次」を管理、製品化しているコアミックス(東京)が、先進の音響、映像技術を持つNEC(東京)と連携し、地元の米沢観光コンベンション協会なども加わって新サービスを開発した。NECなどは全国で同様のサービスを始める準備を進めており、米沢のケースは第1号という。

 新サービスは道の駅米沢を出発し、慶次とゆかりがある堂森善光寺、慶次清水を経て上杉神社を巡る。同市の観光大使で空手家の角田信朗さんの声がナビゲートし、前田慶次、直江兼続、伊達政宗の3人はアニメの声優が登場。所要時間は1時間35分を想定し、料金は1人1980円。年間1万5千人の利用を目指す。

 専用イヤホンで観光案内するサービスは各観光地で導入されているが、各スポットに到着するたびに、端末を操作して音声を再生する方式が一般的だ。新サービスは衛星利用測位システム(GPS)のずれを少なくし、銅像などの見どころに近づくと自動的に音声案内が流れる仕組み。

 専用イヤホンにはセンサーが内蔵され、顔の向きで音の大きさ、声が聞こえてくる方向などを調節し、話している人が「その場にいる感覚」を再現している。加えて、専用のスマホ画面には目の前の景色に加えて、慶次や兼続、政宗のキャラクターなどが登場し、音声と連動して視覚でも楽しむことができる。

 会見で米沢観光コンベンション協会の小嶋弥左衛門会長は「道の駅米沢から観光客を市中心部に誘導することにもつながる。観光を通じた地域活性化を実現させたい」と決意を語った。

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