失速モンテ、失意の連敗 新潟に1-2、今季昇格絶望的に

2020/11/5 08:14
〈山形―新潟〉後半、山形のMF末吉塁(中央)が果敢に攻め込む=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2は第31節の4日、各地で11試合が行われた。モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で新潟と戦い、1―2で敗れて2連敗を喫した。通算成績は11勝9分け11敗で、順位は10位。残り11試合で昇格圏2位との勝ち点差は20に開き、今季の昇格は絶望的になった。

 中2日の連戦で山形は先発2人を変更した。前半18分、左CKの流れからクロスを合わせられて先制を許した。同35分にロングボールをつながれて2失点目を喫し、0―2で折り返し。後半23分、FWビニシウス・アラウージョがPKで1点を返したが、追い付くことができなかった。

 このほか、徳島は磐田に3―1で勝ち、2連勝で首位を守った。勝ち点で並ぶ福岡は水戸を1―0で下し、得失点差で2位。

 次節は8日、千葉市のフクダ電子アリーナで千葉と対戦する。

【評】山形は攻守がかみ合わず、2連敗を喫した。敵のハイプレスを受けて消極的なパスが続き、連係での打開は少なかった。途中出場のMF末吉のスピードで突破口をつくったが、PKによる1点止まり。2失点の前半は要所で守備の甘さが目立った。

【青炎】消極プレー、連係ちぐはぐ

 「攻守ともに消極的なプレーをしてしまった」。試合後に石丸清隆監督がそう指摘した後、「厳しく言えば、まず(修正できるような)プレーをしていない」と続けて完敗を認めた。昇格へのわずかな望みをつなぐため、盛り返しの契機としたかった一戦。局面ごとで精彩を欠き、点差以上に失意の敗戦となった。

 いいところがなかった前節を引きずっていたか。攻撃時の各選手の意図はかみ合わず、後方からのビルドアップ(組み立て)は相手のハイプレスに苦戦した。「ボールを呼び込むのではなく、ボールを受けてしまってミスをする。後手に回った」と指揮官。敵の中盤の圧は強かったが、その場面をかわして好機とするためにこれまで磨いてきた連係が全く出せなかった。

 主導権を握られ、セットプレーとロングボールを起点とされて前半だけで2失点。今季一度も逆転勝利がないチームにとって、大きなビハインドになった。後半18分から出場したMF末吉塁のスピードで反撃の態勢を築いたが、結果的に得点はPKのみ。FW渡辺凌磨は「前半の入り方から戦う以前の問題で、1対1でやるべきことをやるという姿勢が欠けていた」と無念さをにじませた。

 3得点以上の結果で3連勝したホームでさえも、断ち切れなかった前節からの悪い流れ。指揮官も「次まで時間はなく、やることを整理するか、メンバーを代えて前向きな精神状態の選手を使っていく形になる」と頭を悩ませた。

仕掛け少なく、精度も低い

 石丸清隆監督の話 相手が前からプレッシャーをかけてきたため、トップ下など空いている位置もあったが、見つけられなかった。(後半の仕掛けの)数も少なく、精度も低かった。本来は自分たちが出したい前に行くパワーやゴールを目指す姿勢、ボールを奪いに行く姿勢は、新潟の方が上回っていた。

記事・写真などの無断転載を禁じます

関連写真

写真・画像の無断転載を禁じます。
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]