発熱、まずかかりつけ医に インフル同時流行に備え、新たな態勢

2020/10/31 13:26

 県は30日、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、来月2日に始まる県内の診察、検査態勢を発表した。国の方針に基づく対応で、発熱やせきなど風邪症状がある患者は、まずはかかりつけ医に電話で相談し、診察、検査を受けることになる。

 発熱患者などは、かかりつけ医がいる場合、電話で相談する。その診療所などが新型コロナに対応していれば、そのまま受診し、医師の判断で新型コロナやインフルエンザの検体採取となる。対応できない場合、他の医療機関の紹介を受ける。

 かかりつけ医がいない場合は「受診相談コールセンター」=フリーダイヤル(0120)880006=に連絡する。センターから身近な医療機関を紹介してもらい診察、検体採取の流れとなる。

 いずれの場合も新型コロナ感染の有無を判定する検査は基本的に県外の民間機関に委託。結果が判明するまでは1、2日間程度かかる。検査結果は陽性、陰性を問わず、かかりつけ医を通じて患者に伝えられる。

 県医師会によると、県内で診察、検体採取などに協力の意向を示した診療所は29日現在で210カ所に上る。国が体制整備を求めている来月初めにはPCRや抗原検査の総数は、県が目標とする1日最大千件程度を確保できる見込みだ。

感染症外来など緊急案件を担当

 一方、県内では現在、新型コロナ感染の疑いがある発熱患者は保健所の誘導で、県内19の新型コロナ感染症外来で診察、検体採取を実施。検査は感染症外来のほか県衛生研究所(山形市)や保健所(庄内、置賜)で行ってきた。来月2日以降、これらの機関は▽濃厚接触者の追跡調査▽クラスター(感染者集団)発生時―といった緊急性を要するケースを中心に役割を担う。県は濃厚接触者の調査を徹底して感染拡大を防ぎ、感染経路の特定につなげるためとする。

 国は都道府県に対し、9月に同時流行を念頭にした体制整備を要請。受診案内を担当する保健所の業務を減らし、地域医療の中核を担う感染症外来の診察、検査負担を軽減する狙いがある。

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