県公立高入試、実技も追試験実施へ 23年度からインフル生徒ら

2020/10/29 07:47
県公立高入試の改善に向けて意見交換した検討委員会の会合=山形市・あこや会館

 県教育委員会は28日、2023年度以降の県公立高入試で、山形中央高体育科と山形北高音楽科で実施している適性試験(実技)について、学力試験と同様に、インフルエンザ罹患(りかん)者らを対象とした追試験を行う方針を固めた。適性試験の本試験は3月8日(学力試験は3月7日)、追試験は同13日(同3月12日)とする見通し。合格発表日は従来通り3月17日。

 28日に山形市のあこや会館で開かれた、有識者らによる県公立高校入学者選抜方法改善検討委員会の第4回会合で最終報告書案について協議し、了承を得た。学力試験についてはこれまでの会合で追試験する方向でまとまっていた。県教委は学力試験が本試験、適性試験が追試験のパターンと、その逆のパターンも可能だと想定している。

 追試験はインフルエンザに罹患するほか、自然災害や交通事故、突発的なけが、保護者の葬儀など真にやむを得ない理由がある場合を対象とする見込み。新型コロナウイルスに関しては23年度以降の感染状況などが見通せないため、県教委が別途検討している。

 現在、インフルエンザに罹患するなどした受験生は、通常の試験と同時間帯に別室で試験を受けている。文部科学省が追試験の実施など受験機会の十分な確保を求めていたことなどを受け、昨年9月から検討委で議論してきた。

 最終報告書案には、18年度入試で発覚した採点ミス問題を受け、マークシート方式の導入の可否についても盛り込まれた。記述式を続ける上で一部マークシートを導入しても採点時間の大幅な削減は見込めないことなどから現時点では見送るとした一方、答案用紙をスキャンしてパソコン画面で採点する「デジタル採点システム」を含め引き続き導入を研究するとした。

 検討委は12月に報告書を県教委に提出する。県教委は報告書を踏まえて改善方針案を作成し、パブリックコメントを経て来年3月に方針を決定する予定。

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