腸内環境研究を養豚に応用 メタジェン(鶴岡)と大商金山牧場(庄内)

2020/10/28 10:23

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 慶応大先端研発バイオベンチャー企業のメタジェン(鶴岡市、福田真嗣社長)は27日、食肉卸業の大商金山牧場(庄内町、小野木重弥社長)と共同研究を始めたと発表した。先端科学で腸内環境をコントロールするメタジェンのノウハウを畜産に応用。豚の免疫機能を高めることで疾病の予防と有機畜産の両立を目指す。

 妊娠した豚と子豚を対象に、独自に調合した飼料を与えて腸内環境に与える影響を調べる。細菌やウイルスの侵入を防ぐ抗体「免疫グロブリンA(IgA)」も測定し、免疫機能への影響を見る。研究は今月1日から始まり、来年12月31日までを予定している。

 国内の養豚を巡っては、感染症リスクを軽減する肥育技術の開発が課題となる一方、病気の予防に抗生物質を使わない有機畜産の需要も高まっているという。薬に頼らずとも病気にかからない飼育を実現するため、両社は免疫力を高めることに注目。共同研究を通じて、腸内環境を適切に制御し、健康に育成する方法を探る。

 メタジェンと県内企業の共同研究は初めて。同社は「豚の腸内環境の変化が免疫機能に与える影響を解明し、安定した養豚に貢献したい」としている。

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