新型コロナ、インフルの同時流行に備え 県が県医師会に検査体制整備委託

2020/10/28 08:50

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 新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備えた県内の対応について、県は県医師会に検査体制の整備を委託した。30日までに11地区医師会の方針を取りまとめる。

 県は1日当たりの検査件数を現行の最大500件から、千件程度への増強を目指している。主力となる検査の流れは、かかりつけ医となる開業医や病院が発熱患者を診察し、唾液を中心とした検体を採取後、民間検査機関にPCRや抗原検査を委託するパターンだ。

 県薬務・感染症対策室によると、19日時点で発熱患者の診察、検体採取を行うとしている医療機関は県内全67病院のうち38カ所、ほかに診療所約90カ所が協力を申し出た。その後も協力機関は増えているといい、来月初めに公表する予定。

 開業医などで診察と検体採取が難しい場合は▽開業医が診察するが、検体は地区医師会設置のサポートセンター(プレハブなど)で保管▽PCR検査センターなど新たな施設、ドライブスルー方式を活用―のパターンがあり、いずれも検査は民間機関に委託する。

検査、検体回収の新体制へ

 鶴岡市と三川町、鶴岡地区医師会は27日、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行を見据えた対策として、唾液によるPCR検査と検体回収の体制を新たに設けると発表した。かかりつけ医など地域の診療所と連携した方法で、11月2日から来年3月末にかけて行う予定。

 発熱などの症状がある患者について、PCR検査の要否を医師が判断する。検査が必要な場合は唾液の採取容器を渡し、検体集積所(サポートセンター)への提出を求める。検査は東京の民間業者に委託。結果は2日程度で分かり、受診した医療機関から本人に通知する。

 検体集積所として鶴岡公園東駐車場にプレハブ2棟を設置。回収はドライブスルー方式で行う。開設は日曜祝日と年末年始を除く午後1~4時。1日に約90件の受け付けが可能と見込んでいる。

 皆川治市長と阿部誠町長、福原晶子会長が市役所で記者会見し、説明した。福原会長は事前の電話相談など受診の注意点を挙げ「医療従事者の感染リスクを抑える方法を検討してきた。安全で確実な方法で対応していく」と語った。

白鷹町、検査費用の一部助成

 白鷹町は27日、町民や町外に住む町出身の学生に対し、自費で受けた新型コロナウイルス感染症の検査費用の一部を助成すると発表した。町立病院か町外で受けたPCR検査と抗原検査が対象。町は「無症状者による感染拡大を防止し、地域の不安払拭を後押ししたい」としている。主に予備費を財源とし、一部に国の補助金を活用したい考え。

 町によると、町立病院で自由診療として受ける検査の費用はPCRが3万3千円、抗原が1万円(いずれも唾液による)となっている。今回の助成額は65歳以上または基礎疾患(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病など)がある町民についてPCRは2万円、抗原は7500円。このほかの町民や町外に住む学生はPCRが1万円、抗原は7500円とする。

 町外で受けた検査費用については、年齢や基礎疾患の有無などに関係なくPCRは1万円、抗原は7500円を助成する。

 11月1日~来年3月31日に受けた検査が対象。町は助成対象を240人と想定し、事業費は260万円。町立病院の検査は事前申し込みが必要で、町外で受けた検査費用の助成は町健康福祉課への申請が必要となる。問い合わせは同病院0238(85)2155、同課0238(86)0210。

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