新規就農が最多353人、5年連続東北1位 県内5月末まで、学卒やUターン増

2020/10/28 08:04

 県は27日、今年5月末までの1年間の県内新規就農者が353人となり、1985(昭和60)年の調査開始以降の最多を更新したと発表した。前回調査(348人)を5人上回り、5年連続で東北1位となった。学卒者やUターン就農者が増加傾向にある一方、女性就農者は4年連続で減少した。

 東北各県が公表した新規就農者数は青森293人、岩手268人、秋田241人、福島204人、宮城158人で、本県は唯一、300人を超えた。

 就農者の内訳は非農家からの参入が150人(前年比17人減)、農家出身で他分野の仕事を経て農業を始めたUターンが151人(同9人増)、学校卒業後に就農した学卒者が52人(同13人増)。雇用就農者は161人で前回調査より21人減少したが、依然として全体の半数程度を占めている。

 世代別では20代以下111人、30代108人、40代68人、50代35人、60代31人だった。県外からは東京や宮城、熊本などの44人が就農し、1人は中国出身者という。女性就農者数は2016年度の91人をピークに減少に転じ、今回の調査では前年比15人減の56人となった。本県での就農を決めた理由については、コメやサクランボなど、本県農産物に魅力を感じる人が多かったという。

 15~19年度の新規就農者計1581人のうち、離農者は237人で、離農率は約15%にとどまっている。他業種に比べて低い傾向にあり、県はおおむね定着は進んでいるとしている。県などは引き続き、農業経営相談所の専門家派遣による法人化の促進や経営強化を図るとともに、就農段階に応じた支援策を展開して新規就農者の拡大を進める。

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