「鬼滅の刃」コロナ苦境断つ 本県の映画館「まさに救世主」

2020/10/24 12:26
関連グッズの売れ行きも好調で、週末に向けて準備する=山形市・ムービーオンやまがた

 16日に封切られ、公開3日間の興行収入が46億円超と過去最高を記録しているアニメ映画「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限列車編」。県内の各映画館でも連日人気で「これまで経験のない」大ヒットとなっている。今週末も大混雑が予想され、上映回数を増やした施設もあるが、混雑緩和のためインターネット予約や事前のチケット購入などを勧めている。

 山形市のムービーオンやまがたは、先週末の上映回数が異例の1日16回。観客の収容率は50%に制限しているが、全ての回でほぼ定員に達した。本作だけで1日1500人以上を動員した計算になる。平日も学校が終わる夕方から混んでいる。関連グッズの販売も好調で、再入荷しても人気キャラから次々と売れる状態。入場者特典のグッズは公開3日でなくなった。

 40年近く業界に携わる藤木英司支配人は「これだけの上映回数で連日人が入るのは初めて」と語る。週末に備え、23日からは1日18回に上映数を増やした。その上でネット予約や比較的すいている平日にチケットを事前購入することを薦める(3日前から購入可)。

 一方、山形市のソラリスでも先週末は1日18回上映し、計2千人前後が鑑賞した。同館では週末について、飲み物のみの提供に制限して全席を販売しており、ほぼ満席だった。3日前からネット予約ができるほか、余裕のある平日の鑑賞を勧める。コロナ禍の中で苦境にあった映画界だが、「鬼滅」の効果に、森合広支配人は「まさに救世主」。その上で「映画館から離れていた人が戻ってきたことが何よりうれしい。今後につながるよう、安心できる環境づくりに努めたい」と話した。

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