全日本距離別Sスケート、きょう開幕 山形中央高出の2人が意気込み

2020/10/23 11:33
公式練習で調整する加藤条治(博慈会・山形中央高出)=エムウエーブ(アフロスポーツ/JSF提供)

 スピードスケートの全日本距離別選手権は23日、長野市エムウエーブで開幕する。新型コロナウイルス禍の中で迎える今季初戦。男子でいずれも山形中央高出の一戸誠太郎(ANA)やウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)、加藤条治(博慈会)ら、女子の小平奈緒(相沢病院)や高木美帆(日体大職)らが22日、会場で公式練習に臨み、氷の感触を確かめた。

一戸、師円「優勝狙う」

 日本男子で活況のスプリント陣に負けじと中長距離陣が存在感を高めている。その中核を担うのが、ともに山形中央高出の一戸誠太郎(ANA)とウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)だ。昨季の世界舞台で活躍した2人は今季初戦に向け「優勝を狙っていく」と意気込む。

 昨季は飛躍のシーズンだった一戸。世界選手権のオールラウンド部門で総合3位に入り、白幡圭史以来23年ぶり2人目となるメダルを手にし、「実績を残せたことは自信になった」と振り返る。1500メートルでも日本新記録(1分42秒36)を樹立するなど、中心的存在に成長した。

 今季は筋力強化を重視してきたといい、1500メートルと5000メートル、1万メートルの3種目に出場予定。「コロナ禍の中でも質の高い練習を積むことができた。しっかりとしたパフォーマンスで成果を披露したい」と意欲を示す。

 ウイリアムソンは昨季、世界との差が縮まったことを実感したという。世界距離別選手権では一戸と共に、団体追い抜きのメンバーとして銀メダル獲得に貢献。世界選手権のオールラウンド部門も総合6位に入り「成長の跡を示すことができた」と力を込める。

 新型コロナウイルスの影響で個人練習が主だったものの、「自分のペースで体作りに専念できた」。今大会では1500メートルと5000メートルにエントリーしており、「状況をポジティブに受け止めてレースに臨む」とする。

 共に2022年北京冬季五輪のメダルを視野に試行錯誤を繰り返しており、「今季はこれまで積み上げたものに磨きをかけるシーズン」と一戸。ウイリアムソンも「大きく変わるための最後のチャンス。やり残したことがないように取り組んでいく」と先を見据える。

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