景観、生態系など理由に14カ所除外 県が再エネ候補地改訂版公開

2020/10/23 10:45
山形県庁(資料写真)

 鶴岡市羽黒地域などで計画された民間風力発電施設の建設が白紙撤回されたことを受け、県内の再生可能エネルギーの導入候補地について見直し作業を進めていた県は22日、既に除外した鶴岡市などの3カ所に加え、新たに14カ所を対象から外したと発表した。改めて各市町村に確認した結果を反映した。改訂版は同日、ホームページで公開した。

 県エネルギー政策推進課によると、新たに除外したのは2012年の「県再生可能エネルギー活用可能性調査」に基づく風力発電3カ所、小水力発電2カ所。18年の「風力発電風況等実態調査」による風力発電9カ所だった。

 風力発電は大石田町や新庄市、酒田市、鶴岡市などの12カ所で、主な理由は近くの最上川や神社、史跡の景観のほか、生物の生態系に影響が出る可能性があるなど。小水力は庄内町の2カ所で、調査後に国の登録有形文化財に指定されたためという。

 県は鶴岡市での問題を受け、これまで「適地調査」としていた名称をそれぞれ「可能性調査」と「風況等実態調査」に改め、各市町村に候補地の修正が必要かどうか照会していた。改訂後、可能性調査は既に削除していた鶴岡市などの分を含め、風力は11カ所から7カ所に、小水力は95カ所から93カ所となった。太陽光は変わらず16カ所。実態調査は30カ所から19カ所となった。

 同課は一連の問題を受け「今後の再生可能エネルギーの導入については景観や地元の合意を考慮してより丁寧に進めていきたい」とした。

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