反響大、高プレミアムクーポン券販売開始 初日に届かず一部で混乱も

2020/10/23 09:13
参加店には販売初日からプレミアム付きクーポン券を買い求める客が相次いだ

 県民限定100%プレミアム付きクーポン券の販売が22日、県内のトップを切って山形市で始まった。プレミアム率の高さから購入希望者が多く、市民が行列をつくり開店直後に完売した店があった一方、クーポン券が届かず初日に販売できなかった店もあるなど、一部で混乱した。クーポン券を無事手にした人は「ありがたい」と喜んだ。

 山形市の取扱店は約1200店。パン店「シャルマン」は開店と同時にクーポン券を買いに訪れる人が相次ぎ、正午までに割り当ての3分の2が売れた。「想像以上の反響。お客さんにとってもお得だし、どんどん使ってほしい」と岩田淳社長。入手直後のクーポン券でパンを購入した同市の主婦(42)は「食べ盛りの子どもがおり、生活に必要なものに使えることがありがたい。地域のお店の応援になれば」と話した。

 市民が日常的に食料品などを買うスーパーには多くの購入希望者が集まった。「おーばん山形東店」の販売開始は開店の午前10時だったが、7時前から人が並び始め、行列人数が割り当て枚数分に達した午前9時すぎに「完売」となった。

 混雑や3密を避けるため発売日を先送りした店や、抽選制にした店も。抽選方式を採用した「フードセンターたかき南原店」は26日から申し込みを受け付け後日、当選者に発送する。

 「ピッツァとワインのお店フラム」は先月28日に参加を申し込んだが、クーポン券やポスターがまだ届いていない。数日前、事務局に確認すると「順次発送している」との回答だったという。22日は開店直後から問い合わせが10件ほど寄せられ、店主の近藤隆幸さん(42)は「一斉に始められるようにしてほしかった」と残念がった。

 事務局の県商業・県産品振興課によると、クーポン券はまず今月9日までに参加申請を受け付けた店に順次発送しているが、想定を上回る申請があり発送が遅れている。10~16日に参加申請した店には在庫状況を見て発送する。完売店が出たことについては「これを機に、普段は行かない店に足を運んでクーポン券を買ってもらい、地域の店を応援してほしい」とした。

 クーポン券は、2千円分(500円券4枚で1シート)を千円で販売する。約6500店の参加店所在市町村に住む人だけが買え、購入した店でのみ使える仕組み。お釣りは出ない。購入上限は1人1店当たり3シート(クーポン券6千円分)。残る34市町村も今月31日までに販売を開始する。各店の取り扱い上限は150シートだが、人口割りで市町村ごとの割り当て枚数が決まっており、参加店が多い市町村の店は申請を下回る枚数しか扱えない場合がある。

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