「森林ノミクス」で学んでね 新庄商議所、最上地域ツアーを商品化

2020/10/22 09:53
もがみ木質バイオマス発電所で、発電の仕組みなどを聞く生徒たち=新庄市・新庄中核工業団地

 新庄商工会議所は本年度、本県が推進する「やまがた森林(モリ)ノミクス」を最上地域で学ぶツアーを商品化し、県内外の学校などが興味を示している。21日は、仙台市の中学生たちが最初の客として訪れ、関連企業の見学や植林作業などを体験した。国連の持続可能な開発目標(SDGs)と絡めた学習素材にも適していることから、同商議所では積極的にPRしていく。

 新庄・最上は森林資源の利活用や林業振興に関わる企業やスポットが多い。同商議所はこの地域産業を資源と捉え、観光と連携させたツアー「やまがた森林ノミクスを学ぶ」を商品化した。NPO法人田舎体験塾つのかわの里(戸沢村)がコーディネートし広く利用を募ったところ、仙台市の仙台青陵中等教育学校が1泊2日の教育旅行に取り入れた。

 この日は同校の2年生135人がバスで来訪。新庄市ではもがみ木質バイオマス発電所、ヤマムラの製材工場、マルカ林業のカラマツ苗圃場などを見て回り、戸沢村角川ではスギの植林作業を体験した。同発電所で、再生可能エネルギーを提供するまでの仕組みや意義について説明を受けた宮下倫佳(ともか)さん(14)は「複雑な過程が理解できた。環境を守るために私たちができることを考える旅行にしたい」と話した。

 同商議所の佐藤亜希子総務課長は「SDGsや環境保全、循環型社会などについての探究型学習が増えており、森林ノミクスは格好の内容といえる」と話す。修学・教育旅行で本県を選択する学校も増えていることから、ツアーの利用を広く呼び掛けていく。

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