落雪でけが、日本郵便に賠償命令 山形地裁判決、一部責任認める

2020/10/22 07:24
山形地方裁判所(資料写真)

 山形市の山形七日町二郵便局前で雪の塊が頭に落ちてきてけがをしたとして、市内の50代女性が日本郵便に対して慰謝料など458万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、山形地裁であった。貝原信之裁判官は「特段の防止措置を取らなかった郵便局側に責任がある」として118万円の支払いを命じた。

 判決理由で貝原裁判官は「歩道に面した所で落雪があれば、公衆に危険が及ぶことは容易に予測できる」と指摘。通行人が落雪に常に気を付ける必要はなく、郵便局側が注意を払っていなかったため事故が起きたと結論づけた。一方、後遺症については、女性に頭痛の既往症があったことなどから事故との因果関係はないと判断した。

 判決によると、2018年2月21日、郵便局の正面玄関前で現金自動預払機(ATM)の順番待ちをしていた女性に、屋根からの落雪が当たり、頸椎(けいつい)捻挫などのけがをした。被告側の弁護士は「係争中のためコメントを差し控える」としている。

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