県産好適米「雪女神」100%使用、純米大吟醸 全農ライフサポート山形が販売、海外展開狙う

2020/10/21 10:33
雪女神100%の純米大吟醸「女神のくちづけ」。磁器ボトル入りのプレミアム版もある

 全農ライフサポート山形(天童市、落合規幸社長)は、県産酒造好適米「雪女神」を100%使って新藤酒造店(米沢市、新藤雅信社長)が醸造した純米大吟醸「女神のくちづけ」の販売を始めた。山形を代表する日本酒として海外展開を狙う。このうち、陶芸家和久井修さん(長井市)制作の白磁ボトルに詰めたプレミアム版は既に限定50本が予約分で完売し、第2弾の予約を受け付けている。

 全農ライフサポート山形が企画し、従来の概念にとらわれない酒造りに挑み輸出実績もある新藤酒造店に醸造を依頼、2年ほど前から準備を進めてきた。グローバルGAP(農業生産工程管理)認証を受けた金山町産の雪女神を原料に、県のオリジナル酵母「山形酵母」を使って醸造した。精米歩合は35%、アルコール度数は14度。「女神のくちづけ」の名前通り、軽やかで優しさがある飲み口に仕上げた。輸出先は台湾、香港、シンガポールなどを中心に検討している。

 プレミアム版は、ボトルを含めて山形を強力にアピールできる商品にしようとの試みで、紅花と日の丸をモチーフにした2種類。やまがた工芸の会会長も務める和久井さんが、酒をつぐときの音、酒を飲み終えた後に工芸品として楽しむことも考えて作陶した。ラベルデザインは東北芸術工科大准教授の赤沼明男さん、ボトルを入れる山形桐箱はよしだ(山形市)が担当した。

 落合社長は「山形の良いものを結集してより良い商品をつくり、海外にも売り込んでいきたい」、和久井さんは「海外展開に向け、県内の酒蔵と工芸家のコラボレーションの先駆けになれば」と話す。

 「女神のくちづけ」は720ミリリットル入り3850円。JAの直売所などで購入できる。プレミアム版は900ミリリットル入り3万8500円で第2弾は来年3月の発売を予定し、予約を受け付けている。問い合わせは全農ライフサポート山形023(655)3113。

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