東北高校野球・日大山形、決勝逃す 柴田に0ー6

2020/10/19 09:05
〈柴田―日大山形〉初回のピンチでマウンドに集まる日大山形の内野陣=石巻市民球場

 第73回秋季東北地区高校野球大会は第4日の18日、宮城県の石巻市民球場で準決勝2試合を行い、本県第1代表の日大山形は柴田(宮城第3)に0―6で零封負けし、決勝進出を逃した。

 日大は初回に守りのミスが相次ぐなどして相手に4点を先制され、三回には2点本塁打でリードを広げられた。打線は中盤以降につながりだしたが、好機にあと一本が出なかった。

 準決勝のもう1試合は、仙台育英(宮城第1)が花巻東(岩手第3)を1―0で下した。決勝は20日午前10時から同球場で行われる。

【大会振り返って】試合の立ち上がりに課題

 県勢は準決勝敗退の日大山形を最後に姿を消した。日大は4強進出で来春の選抜大会出場の可能性が残ると思われるが、決勝に進めなかった結果は残念。勝負強く競り合いを制してきただけに、東北の頂点を争う姿が見たかった。

 第1代表の日大は「打のチーム」らしく2回戦と準々決勝で2桁安打を記録。強打で弘前学院聖愛(青森第3)と東北(宮城第2)をねじ伏せた。打線にスケール感があり、先制を許しながらも粘り強い打撃で勝ち上がった経験を今後の力にしてほしい。一方でバッテリーは不安定な制球や安易な配球で傷口を広げる場面が散見し、奮起を期待したい。

 第2代表の羽黒は攻撃的な野球で8強入りした。2回戦で強打の盛岡大付(岩手第1)に打ち勝ったことは自信になるはず。ただ、仙台育英(宮城第1)との準々決勝は力負け。各選手とも打撃面でパワーと振りの鋭さは持ち合わせており、高みを見据える上で、今後は対応力が問われてくるだろう。第3代表の鶴岡東は花巻東(岩手第3)との1回戦で敗退。ミスから傷口を広げる展開で点差を広げられており、ピンチの場面で攻守の判断に課題を残したといえる。

 今大会では試合の入り方の重要性を改めて認識させられた。準決勝の日大、準々決勝の羽黒とも序盤で大量リードを許したことで焦りが生じ、最後まで流れを呼び込むことができなかった。守りや制球の乱れに起因し、不安定な立ち上がりを突かれた格好。窮地で浮き足立たないためにも地道な練習に裏打ちされた自信や実戦経験が欠かせない。

 今回の県勢は他県の上位校と比べても戦力で見劣りすることはなかった。だからこそ東北のライバルに負けず、全国で勝利を狙う心構えを忘れないでほしい。今後は鍛錬の冬を迎える。それぞれの課題をしっかりと受け止め、県内各校とともに克服に努めて成長した姿を見せてほしい。

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