フラワーアートと華やかコラボ 南陽で菊まつり開幕

2020/10/17 09:44
菊人形とフラワーアートのコラボレーション作品。午後8時ごろまでライトアップが楽しめる=南陽市宮内・熊野大社

 国内最古の歴史と伝統を誇る第108回南陽の菊まつりが16日、南陽市宮内の熊野大社周辺で開幕した。菊人形とフラワーアートのコラボレーション作品が会場を彩り、初日から多くの人が訪れている。

 今年の菊まつりは新型コロナウイルスの影響により例年の2会場を1会場に縮小し、菊花品評会なども中止した。11月8日までの期間中、熊野門前通りに玉菊を並べるほか、市内公共施設で菊花展示などを行う。

 地元の美尚堂工房と生花デザイナー斉藤哲裕さんが手掛けたコラボ作品は「巫女―祈りの舞―」をテーマに、コロナ収束や豊作の願いを込めた。同大社で行われた開園式には関係者約30人が出席し、まつり実行委員長の鈴木和他(かずや)市観光協会長らがあいさつした。

 菊まつりは1912(大正元)年、料亭が地元の人形師に依頼し、木彫りの人形に菊花の衣装を着せて見せたのが始まりとされる。

生産者団体に100万円を贈った斎藤博代表(左)

市内有志が生産者団体に100万円、CF活用

 南陽の菊まつりが今年、新型コロナウイルスの影響により規模縮小となったことを受け、南陽市内有志の「南陽菊花生産者を応援する会」(斎藤博代表)は16日、収入の減少が見込まれる菊生産者の団体に100万円を贈った。

 例年開いている菊花品評会が中止となったため、生産者は市が提供する出展料を受けられなくなり、大幅な収入減が避けられない見通しという。このため斎藤代表ら有志が、会を結成し支援金を集めてきた。

 同日開幕した菊まつり開園式の席上、贈呈式が行われ、斎藤代表が「南陽菊花会」の土屋幸一会長に100万円を贈った。土屋会長は「伝統文化を守るため大切に活用していきたい」と謝辞を述べた。

 資金は山形新聞社のクラウドファンディング「山形サポート」を活用して調達し、募集は同日午後11時に締め切った。最終的に計153万円が集まり、支援金の残額は返礼品購入などに充てる。

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