来年3月の県立高入試、面接なし 出題範囲縮小も想定

2020/10/16 07:55

 来年3月の2021年度県立高入試について、県教育委員会は15日の定例会で、新型コロナウイルス感染症に対応するため、今年3月の20年度入試と同様に面接(集団)は行わないことを決めた。学力検査の出題方針に変更はないものの、コロナの感染状況によっては出題範囲を縮小することも想定している。

 面接は各校で選考の参考にしている。受験生の滞在時間や密集する時間を少しでも短くするため、20年度に引き続き中止する。21年度はほかに、手洗い、消毒、換気の時間を十分に確保できるよう昼休みの時間を10分延長し50分とする。

 出題範囲の縮小については、県内の中学校で1校でも1カ月以上の臨時休校となった場合に実施する。その場合は、国語、社会、数学、理科の4教科について中学3年の後半に学ぶ内容の一部を出題範囲から削除する。

 受験生がコロナに感染したり、濃厚接触者になったりして入試を欠席した場合の救済措置も設ける。具体的な対応については、20年度と同様に調査書を基にした選抜にするかどうかを含めて検討を続け、11月末をめどに公表する方針。

 推薦入試については、出願要件に新型コロナの影響で中止となった大会やコンクールを盛り込んでいたり、中学3年時のみの成績と限定したりしている場合は各高校が既に変更している。

 一方、この日の定例会では22年度入試の基本方針も決めた。コロナの収束を見越して面接は復活するものの、県公立高校入学者選抜方法改善検討委員会の議論を踏まえ、希望する学校でのみ実施することとした。

公立高入学定員7280人

 県教育委員会は15日、県公立高校の2021年度の入学定員を発表した。20年度と学校数や学科、定員、推薦の募集人員は同じで、公立高全体の定員は7280人とした。入学定員が前年度と変わらないのは07年度以来となる。内訳は県立の全日制6720人、定時制280人、市立の山形商業(山形市)280人。

 県教委によると、中学校卒業者数の減少を踏まえた県立高校再編整備計画などに基づき、学級削減や募集停止を行っている。削減の計画は毎年3月に2年後の分を公表してきたが、より長い準備・周知期間が必要として19年3月からは3年後以降の変更分を公表するように改めた。21年度については事前に変更がないことを公表しており、さらに21年度は、1学年2学級で2年連続入学定員が3分の2に満たない場合に学級数を減らすなどの基準に該当する高校もなかった。

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