ワイヴァンズ、ホーム開幕戦敗れる 福島に71-93

2020/10/11 11:52
〈山形―福島〉第4Q、巧みなパスワークで好機を演出する山形の新号健(左)=天童市・県総合運動公園アリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は第2節第2日の10日、各地で8試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナでの今季初のホーム戦で福島(同地区)と対戦し、71―93で敗れた。3連敗となり、通算成績は0勝3敗。順位は同地区で最下位。

 山形は中島良史、和田保彦、上杉翔、河野誠司、クリス・ブレディが先発した。第1クオーター(Q)から甘いマークを突かれて3点シュートや速攻を決められるなど出だしがさえず、序盤で主導権を握られた。34―42で迎えた第3Qでは内外の幅広い攻撃に対応できずに20点以上の差を付けられ、最終Qでも巻き返せなかった。

 ブレディが16得点、新号健とシェルトン・ボイキンが10得点だった。820人が観戦。11日は同会場で福島と再戦する。

【評】山形は序盤から守備が甘く、90点以上を奪われた。インサイドに加え、リバウンドから容易に速攻を出されるなど要所で精彩を欠くプレーが目立った。フリースローでも20点以上を与えたほか、シュート精度でも水をあけられ、立て直せなかった。

【マッチアップ】後半修正できず3連敗

 ホーム初戦で惨敗した山形。当初主力と見込んでいた外国人選手の合流が遅れているとはいえ、開幕からの3連敗はチームにとって重くのしかかる。新加入のポイントガード(PG)新号健は「連係不足を言い訳にはできない。今の戦力でも、もっとやれることはあったはず」と悔しさを隠さなかった。

 途中出場し、21分27秒にわたりコート上の司令塔としてプレー。10得点4アシストと健闘したが、「苦しい時こそチームとしてまとまる必要があった。得点やアシストよりも、PGとして試合をコントロールすることで貢献したかった」と悔やんだ。

 前節を含めた3試合を振り返って課題と挙げるのは、試合の入りの悪さに加え、後半の粘りと修正力だ。29得点を奪われ、勝敗を決定づけられた第3Qを振り返り「後半でもプレーを修正できず、一気に押し切られた。特に、全員で守るという意識が足りなかった」と振り返る。現在のチームにとって、好守こそ勝利への必要条件であり、今後の改善点の一つと言える。

 昨季の仙台でも十分に経験を積み、新チームでの活躍が期待される25歳の若手即戦力。「11日こそ最後までチーム一丸で戦う。ファンの皆さんもいいプレーが見たいはず。絶対に勝利する」。そう自らに言い聞かせた。

試合前半の激しい攻防では、好プレーのたびに集まったファンが盛り上がりを見せた=天童市・県総合運動公園アリーナ

とても悔しい

 ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチの話 ホーム初戦で負けてしまったことはとても悔しい。1試合ずつ確実に成長するため、選手には多くのことを学んでほしい。弱点を受け入れ、しっかり修正することが必要だ。時間をかけ、これまでの山形よりもいいプレーを見せていきたい。

ファン820人、チーム鼓舞

 ○…新型コロナウイルスの影響が懸念される中、山形のホーム初戦の会場には820人のファンが集い、選手やスタッフの顔ぶれが大きく入れ替わった新チームを鼓舞した。

 試合に先立ち、運営会社パスラボの吉村和文社長があいさつ。ハーフタイムには県職員の有志がチームに60万円を寄せて激励した。代表として吉村社長に手渡した斎藤裕太郎さん(33)は「堅守速攻のプレーでできるだけ多くの白星を積み上げてほしい」と話した。

 試合は大差で敗れたものの、会場に訪れたファンたちは今季も熱い思いをチームに寄せる。ホーム戦では会場設営などにも携わる山形市江南1丁目、高内俊さん(34)真理絵さん(34)夫妻も地元での初戦を観戦。俊さんは「今シーズンは一つでも多く勝ち星をつかんでほしい」、真理絵さんは「まだ選手全員がそろっていない状況。時間をかけていいチームになってほしい」と期待を込めた。

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