4蔵元の純米吟醸酒をブレンド 米沢、新商品を開発

2020/10/1 22:17
純米吟醸酒を調合する4蔵元関係者=米沢市

 新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ飲食、酒販業界を活性化しようと、米沢市内の4蔵元は1日、それぞれの純米吟醸酒をブレンドして互いの良さを引き出した新商品「米沢アッサンブラージュ」を開発したと発表した。15日から市内飲食店で提供する。「1社では出すことができない、まろやかで味わい深い酒に仕上がった」と話している。

 企画に参加したのは小嶋総本店(小嶋健市郎社長)、香坂酒造(香坂洋一社長)新藤酒造店(新藤雅信社長)、浜田(清川浩志社長)の4蔵元。商品名にもなっている「アッサンブラージュ」は主にワインの世界で使われる言葉で、異なる品種のブドウをブレンドして単体では生み出せない重層的なワインを造る技法を指す。日本酒では全国的にも珍しく、米沢市内の酒造業界では初の取り組みという。

 4蔵元がそれぞれ数種の純米吟醸酒を持ち寄り、ブレンドに使う4銘柄を決めた後、調合比率を試行錯誤した。「いろいろな比率を試したほか、アルコール度数も、いくつか試した」と関係者。結果、4等分に近い調合で、アルコール度数も一般的な日本酒と同じ15度にした。来週から瓶詰め作業に入り、酒販店での販売に先行して市内の飲食店で提供を始める。

 720ミリリットル入りのみで価格は1760円。3千本限定で酒販店では11月1日からの店頭販売を予定。1日、米沢市の米沢商工会議所で会見した関係者は「コロナ禍で世の中が様変わりしてしまった。もう一度、みんなで力を合わせ難局を乗り切っていこうとの思いを込めた」と語った。

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