酒田港の不発弾、戦時中に投下か 海自、沖合で爆破処理へ

2020/10/1 12:54
海上自衛隊の舞鶴警備隊から派遣された水中処分母船=酒田市・酒田港

 酒田市の酒田港大浜ふ頭付近の海中で見つかった不発弾について、酒田海上保安部や県港湾事務所などは30日、第2次世界大戦中の爆弾とみられると発表した。関係者によると今後、海上自衛隊の協力を得て影響の少ない沖合に運び、海中で爆破処理する方針。同市では戦時中、米軍の空襲で機雷や爆弾の投下があったとされ、海自が関連を調べている。

 同事務所や酒田海保によると、酒田港の石油基地に供給するタンカーが入港するため、県は定期的に港内で海底土砂の撤去作業をしている。9月25日、作業前に海底の障害物を調べるため磁気探査を実施したところ、異常な反応があったため同日午後1時ごろ、県が酒田海保に通報した。爆弾とみられるため酒田海保は関係機関に船舶航行の注意喚起をするとともに、海自に協力を要請した。

 海自の舞鶴警備隊(京都府)から機雷除去などを担う水中処分隊と水中処分母船が派遣され、同隊が同29日に潜水調査し、水深5メートルの海底に直径50センチ、長さ1.6メートルの円筒形の爆弾があることが分かった。形状などから戦時中のものとみられる。

 酒田港の大浜ふ頭付近では1945(昭和20)年8月10日、米軍の空襲を受けたとの記録がある。酒田海保は爆弾から半径50メートル範囲の水域で、いかりを下ろした停泊を禁止する航行警報を出している。最も近い岸壁や港湾施設まで100メートルほど離れており、現状で爆発する危険性は低いという。

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