レトロの宝庫、マニアにはたまらないっ 仙台駅前、本県などの5古書店が共同で新店舗

2020/10/1 10:54
本だけでなく年代物の映画ポスターやレコードも並ぶ=仙台市

 山形、福島、宮城各県の5古書店が共同で運営する「仙台古本倶楽部(くらぶ)」が、仙台駅前の商業ビル・イービーンズにオープンした。本だけでなく年代物の音楽ソフト、雑貨など各店の強みを生かした品ぞろえで、レトロファンにはたまらないスポットになっている。

 5店はビルで定期的に開かれる古本まつりの常連組。ビル側から空きスペース利用を打診された「ジェイルハウスブック」(仙台市)の店主川村光貴さん(53)が、気心の知れた店主を取りまとめた。

 ジェイルは1980年代の雑誌や芸能誌、福島県楢葉町の「岡田書店」は絶版になったコミックをセット売りする。山形市でネット通販をメインにする「紅花書房」はLPレコードや対訳シナリオ付きのDVD、気仙沼市の「イーストリアス」は郷土史といった感じで、昭和時代の映画ポスター、古い列車乗車券といった「お宝」も並ぶ。

 仙台市の出版社「荒蝦夷(あらえみし)」が運営する「古本あらえみし」は自社の文芸書のほか、地元在住の伊坂幸太郎さんらのサイン本も陳列。同社は東日本大震災で被災し、山形市に一時避難したことがある。

 コロナ禍の巣ごもりが手伝ってか、中学生からお年寄りまでの幅広い世代がひっきりなしに来店する。ビルは美少女系アイテムやアニメなどマニア向けショップが多く、「マニアはジャンルが違っても根底に流れるものは同じ」と川村さんは解説する。

 レジのバイトを雇っているが、紅花書房の店主庄子敏夫さん(71)は週1回の商品補充に合わせて店番にも当たる。「仙台の一等地で山形にはないにぎわいでしょ」と話し、「これなんかどう?」とピンクフロイドのLP盤を薦めてきた。営業は来年2月まで。

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