丸八やたら漬、解体が決まる 山形・今月以降

2020/10/1 07:35
取り壊しが決定した丸八やたら漬の蔵と店舗=山形市旅篭町2丁目

 今年5月に閉店した山形市旅篭町2丁目の老舗漬物店「丸八やたら漬」の国登録有形文化財になっていた蔵2棟と店舗の解体が決定したことが30日、関係者の話で分かった。土地はマンション事業者に売却され、29日に引き渡しが完了している。解体は10月以降始まる見通し。市民有志が存続を模索し、マンション事業者と協議していたが実現しなかった。

 丸八やたら漬は1885(明治18)年創業の老舗。漬物の販売額の減少を主因に、新型コロナウイルス感染拡大による観光客の減少が追い打ちとなり、閉店した。蔵や店舗は中心市街地の観光拠点の一つで、2年に1度開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭の社交場「香味庵クラブ」としても親しまれた。

 丸八の社長を務めていた新関芳則さんは「廃業も断腸の思いだったが、多くの方が親しんでくださった建物がなくなってしまうことも重ねて残念」と話した。

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