高橋(九里学園)がV、成長の証し 全国高校リモート県選手権・陸上女子100障害

2020/9/30 11:53

 日本陸連は29日、高校生の指定大会の競技結果を得点化し、ランキングをつけた「全国高校リモート選手権」の結果を発表し、女子100メートル障害は高橋夢華(九里学園)が13秒93の1027点で制した。県勢はほかに女子の阿部璃音(山形中央)が200メートルで24秒86をマークし963.4点で7位、100メートルは11秒89(追い風参考)の998.6点で8位に入った。

県選手権の女子100メートル障害で13秒93をマークした高橋夢華(九里学園)。全国高校リモート選手権で頂点に立った=8月29日、天童市・NDソフトスタジアム山形

【ヒロイン】加速、技術磨き自己新

 「例年と違う形だけど、1位という結果は素直にうれしい」。全国一が確定した女子100メートル障害の高橋夢華(九里学園)は悲願達成にほっとした様子だ。指定大会だった先月の県選手権で13秒93の自己ベストをマーク。成長を実感するレース内容に「やっと期待に応える走りができた」と手応えもつかんだようだ。

 県選手権決勝は鋭い加速と滑らかなハードリングで快勝した。スタートで力みなく飛び出すと、課題だった中盤の走りも無難にまとめ、持ち味でもある後半の伸びにつなげた。本人は「最後の障害で抜き足が引っかかった」と顔をしかめるが、ミスがありながらも好記録をたたき出すあたりは地力が付いた証しだろう。

 今季に向けて自主的にジムで腕や足の筋力を鍛え、体幹トレーニングにも打ち込んできた。その成果は走力だけでなく、スムーズなハードリングやインターバルにもつながったと実感する。初めて13秒台で駆け抜け、「実践してきたことが実になっている」。ゴール直後には思わず拳を握りしめて喜びをかみしめた。

 YAMAGATAドリームキッズ4期生。1年時の福井国体少年女子B100メートル障害で準優勝するなど、高校で急成長を遂げた。一気に全国区の選手になったものの、昨季は思い描いたような活躍ができず、悔しさを抱えていた。

 今季に懸ける思いが強かったからこそ、新型コロナウイルスによる今夏の夢舞台の中止には「ショックが大きかった」という。それでも「常に『優勝させたい』と指導してくれた方々に走りで気持ちを伝えたい」と練習に打ち込み、成長の一端を示した。

 日本陸連による来月の全国大会が高校最後のレースになる。「やっと全国のライバルと戦える」。表彰台の真ん中に照準を定めるヒロインは有終の舞台に気持ちを高ぶらせた。

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