思い“貼って”伝わりやすく 寒河江の黒田さん作製、心通うマスク用シール5種

2020/9/23 11:37
黒田茂さんとマスクに貼るメッセージシール=寒河江市

 マスク着用が当たり前となったコロナ禍の日常。マスク姿では表情が読み取りにくく、話し言葉も伝わりにくい。寒河江市でオーダーメード洋服店を営みマスクの製作販売も行う黒田茂さん(73)=同市みずき1丁目=は、マスクに貼るメッセージシールを作った。「こんにちは」や「ありがとう」などで、困難な時代でも思いを伝えやすくしようと、実費負担のみで多くの人に使ってほしい―としている。

 コロナ禍について黒田さんは「他人と接したり、近寄ったりすることがいけないとされ、人々の心が分断されている」と指摘。こんな現状を打破したいとメッセージシールを考案した。

 1枚は縦1センチ、横3.9センチの長方形。メッセージは「おはよう」「こんにちは」「いらっしゃい」「おだいじに」「ありがとう」の5種類あり、言葉の隣には笑顔マーク付き。各種マスクに貼ることができる。

 シールは市内の複数事業所で試用してもらった。福祉事業所の担当者は「アイデアが面白い。マスクに貼った職員が、施設利用の高齢者と接する際にシールを指さして話題のきっかけにしていた」と評価。「もっと文字が大きいと分かりやすいかな」とも話していた。

 黒田さんは製作費用の実費程度で販売を始めた。1種類25枚で100円。「テニスの大坂なおみ選手が人種差別に反対するメッセージを伝えたように、マスクを使った発信が広がっている。シールも同じ考えだ。コミュニケーションを円滑にできるよう役立ちたい」と話している。反応によって改良も検討する。購入などの問い合わせは黒田さん090(2791)0740。

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