県衛生研、PCR検査の人員増へ 来月にも態勢整備、薬剤師ら技術習得励む

2020/9/22 10:01

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 新型コロナウイルスの流行第2波に備え、県衛生研究所(山形市、水田克巳所長)は検査態勢の強化策として、研究所内でPCR検査に携わるスタッフの増員を図る。現状のPCR検査は微生物部が担当しているが、感染拡大期を見据えて生活企画部、理化学部の薬剤師らが検査技術の習得に取り組んでいる。来月にも態勢を整える方針。

 同研究所は1月末に検査態勢を整えて以来、連日のようにPCR検査を実施してきた。これまでで1日当たり検査件数が最も多かったのは4月16日の154件で、累計では約3千件を数える。

 県内での第1波は4月に流行期を迎えた。同研究所は県村山保健所(山形市)などから人的支援を受けた一方、研究所内で検査に関われる人員が限定的だったため、検査態勢の強化が課題となった。

 同研究所によると、微生物部では現在、獣医師3人、臨床検査技師2人、薬剤師1人がPCR検査を担当している。これに加えて理化学部の4人、生活企画部の2人の計6人が7月からPCR検査の技術習得に取り組んでおり、必要に応じて検査に当たることにしている。ウイルス特有の遺伝子配列を専用の装置で繰り返しコピーし、微量でも検出する方法などを学んでいるという。

 流行第2波に見舞われれば、研究所内の業務が多忙となることが予測され、職員同士の負担軽減につなげたい考えもある。水田所長は「検体数の増加に伴い、保健所との連絡や検体の受け渡しなどの業務も増える」とし、「日々の検査に加え、土日や年末年始、感染流行期に備えた対応が重要となる」と話している。

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