アート×風土楽しんで 酒田・旧鐙屋で「庄内」テーマの企画展

2020/9/19 14:36
和紙の切り絵を使って傘福をイメージした作品=酒田市・旧鐙屋

 耐震工事のため来月から約4年半、休館を予定している酒田市中町1丁目の国指定史跡・旧鐙屋(あぶみや)で18日、企画展「あぶみあ~と そこが美術館」が始まった。庄内地域にゆかりのあるアーティスト6人による現代アートと伝統的な建造物の組み合わせを楽しむことができる。

 休館前最後のイベントとして、同市と、市出身の画家で本紙文化面「アートフロンティア」筆者の佐藤真生(まさお)さんが初めて企画した。佐藤さんの呼び掛けで▽桃与さん(鶴岡市在住)▽斎藤豊さん(酒田市在住)▽土田貴文さん(同)▽堤有希さん(旧八幡町出身)▽千葉奈穂子さん(酒田市在住)―の5人が参加した。

 「庄内」が統一テーマ。作家が和室にそれぞれのブースを設け、写真や映像、切り絵などを用いておのおの展示した。市内に伝わるつるし飾り「傘福」をイメージして和紙で表現したり、海辺の写真を拡大してプリントし、畳の上に敷き詰めたりした作品などが並ぶ。佐藤さんは「庄内にゆかりのあるアーティストから風土や文化を感じてほしい。現代と伝統家屋との融合を見てもらえたらうれしい」と話していた。20日午後2時からは桃与さんがアートパフォーマンスを行う。27日まで。

 旧鐙屋は、江戸時代の酒田を代表する廻船問屋。杉皮の上に平石を敷き詰める「石置杉皮葺屋根(いしおきすぎかわぶきやね)」の典型的な町家造りで、1984(昭和59)年に国史跡に指定された。来月から2025年3月ごろまで耐震工事や屋根の葺(ふ)き替えを行う。

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