鶴岡での風力発電、撤回 事業者、反対意見受け断念

2020/9/9 10:21

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 鶴岡市羽黒地域などで計画していた風力発電施設の建設について、前田建設工業(東京)は9日、事業を白紙撤回すると発表した。同社に寄せられた反対意見などを踏まえ、総合的に判断したとしている。

 同社によると、環境影響評価法に基づいて縦覧している計画段階環境配慮書に対し、100件以上の意見が寄せられ、「出羽三山の信仰の地にそぐわない」「景観に影響を及ぼす」といった反対の声が多数を占めていたという。撤回の理由について、広報担当者は「関係自治体や一般の方々からの意見を踏まえ、周囲の景観や自然環境、事業性などを総合的に検討した結果、計画の継続は難しいと判断した」とコメントしている。

 計画は同市内2区域(一部庄内町を含む)を対象に最大で風車計40基を整備し、出力12万8千キロワットとする内容。今月7日まで両市町庁舎などで配慮書を縦覧し、14日までの日程でホームページ上での縦覧、メールでの意見受け付けを行う一方、関係地区3カ所で住民説明会を開いてきた。対象エリアが全国からの信仰を集める出羽三山周辺にあることなどから地元住民らによる反対の署名活動が展開され、吉村美栄子知事や地元首長も難色を示していた。

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