酒田市内発着の路線バス廃止へ 酒田市と庄内交通が検討

2020/9/5 09:46

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 酒田市は4日、庄内交通(鶴岡市)が運行する酒田市内発着の全路線バスについて、2022年にも廃止する方向で同社と検討を進めていることを明らかにした。利用者の減少により、市が運行経費の赤字を補う負担が増えていることなどが要因としている。市は廃止となった場合、独自の循環バスやデマンド型乗り合いタクシーを運行する方針。

 市が同日、市役所で開いた市地域公共交通会議で説明した。庄内交通が現在、酒田市内発着の路線バスとして運行している5路線のうち、▽十里塚~古湊▽酒田~余目▽酒田~湯野浜―の3路線について廃止が検討されている。さらに▽酒田~山寺▽酒田~観音寺―の残り2路線についても、市は廃止の方向で地元住民との協議を進めている。

 庄内交通が酒田市内で運行する路線バスは、これまでも平田地域の3路線が18年3月、市内中心部を循環する1路線が19年9月にそれぞれ廃止された。市は代替手段として、庄内交通のほか地元バス事業者の協力を得て、市直営の「るんるんバス」を運行している。

 庄内交通は、酒田と鶴岡などを結ぶ幹線については運行を継続する。

 市は赤字路線の費用負担軽減だけでなく、運賃が比較的安価な市直営バスと路線が一部重なることや、高齢者らの利便性が高いデマンド型の需要が高まっていることなども、廃止を検討する要因としている。

 同会議副会長で、市と協議を重ねてきた庄内交通の村紀明社長は席上、「新型コロナウイルスの影響で、検討を開始した時と比べ運転手不足などの状況は変わっている。市民が利用しやすいよう市と協議を続けたい」と述べた。

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