自民総裁選、民意反映されるの? 党員・党友投票省略に県民の声

2020/9/2 08:05

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 安倍晋三首相の後任を選ぶ総裁選で自民党は1日、党員・党友投票の省略を決めた。持病悪化による任期途中での辞任が、党則の「特に緊急を要するとき」に当たるとの判断だが、県民からは「地方の意見が反映されなくなる」との心配の声が聞かれた。

 「派閥の『数の論理』で総裁が決まってしまい、民意が反映されにくくなるのではないか」。JR山形駅に買い物に来ていた山形市七日町3丁目、山形大4年斉藤凌さん(22)は党員・党友投票の見送りに首をかしげた。同市陣場3丁目、会社員赤塚千恵さん(46)も「地方を重視する時代の流れに逆行している」と疑問を呈した。

 酒田市役所を訪れた同市千日町、新聞配達員佐藤治さん(71)は「急な辞任だったとはいえ、地方の声が反映されにくく、あまり好ましくない」と顔をしかめ、「次の首相には地方に目を向けた政策を実現してもらいたい」と期待した。

 トップを迅速に決めるためと両院議員総会での選出に理解を示す声も。鶴岡市三和町、会社役員結城光子さん(79)は「本来は党員投票を行うべきだ」としながらも、新型コロナウイルスへの対応などを考え「ゴタゴタは避け、早急にトップを決めることが優先される」。新庄市升形、会社員奥山恵美さん(44)も「緊急を要する事態に当たると思う」とし、「投票する国会議員が地方の意見を吸い上げてほしい」と注文した。

 マイナポイントの手続きを確認するため米沢市役所を訪れていた同市通町4丁目、無職斎藤博夫さん(68)は、新型コロナの流行に加え、米大統領選など世界情勢が大きく変化する中での突然の首相交代に「今の路線を継続できる人を早急かつ冷静に選ぶのが大切」とする。「来年9月に再び総裁選を行うと聞く。コロナが収束した状態で、改めて世論を踏まえて総裁を選んでほしい」と続けた。

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