酒田港、拡張部の供用開始 国際ターミナル、利用拡大期待

2020/8/30 10:53
国際ターミナル拡張部の利用開始を祝った式典=酒田市・酒田港高砂ふ頭

 酒田港(酒田市)高砂ふ頭の国際ターミナルで29日、拡張した岸壁とコンテナヤードの供用式が行われ、国や県、地元の関係者が完成と利用開始を祝った。大型貨物船が2隻同時に着岸し、荷さばきができるようになり、本県の国際海運物流拠点として、利用拡大やさらなる取扱量の増加が期待される。

 式典で国土交通省の高田昌行港湾局長が「港の活気なくして地域の発展はない。(拡張が)雇用創出などにも役立つことを願う」とあいさつし、吉村美栄子知事は「酒田のにぎわいが、県内全体のにぎわいにつながる。今後も利用拡大に力を入れる」と述べた。

 県選出国会議員、県議、丸山至酒田市長ら庄内地域の首長ら約50人が出席。コンテナを積み込む貨物船を前に、テープカットした。

 今回の工事は工期5年で事業費は計45億円。岸壁は国が27億円で整備し、280メートルから430メートルに延伸。県は延伸岸壁につながる幅65メートルの荷さばき・野積み場のコンテナヤードを18億円で整備し、約1ヘクタール拡張した。大型のコンテナを約500個積載可能な約千TEU(20フィートコンテナ換算)級の貨物船2隻同時着岸と、効率的な荷さばきが可能になった。

 既に積み降ろしに使う大型クレーン2基も備え、トラックゲートの機能も強化。週4便の中国、韓国との定期航路が就航し、貨物量が増加している。

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