高齢者の見守り、シールのお守り 鶴岡市が早期発見向け初導入、QRコード付き

2020/8/23 12:20
認知症の高齢者を対象に、鶴岡市が配布を始めたシールの見本。折り鶴のマークが目印となっている

 認知症の高齢者が行方不明になった際の早期発見につなげようと、鶴岡市はQRコードが付いたシールの配布を始めた。お年寄りの衣服や持ち物などに着けてもらい、万一の際、発見した人とその家族がやりとりできる仕組み。県内自治体で初めてとなる取り組みで、市は周知を図るとと同時に、地域の見守り体制を整えたいとしている。

 シールは、医薬品卸売販売の東邦ホールディングス(東京)が「どこシル伝言板」として提供。発見者がQRコードを読み取ると、保護時の注意点や既往症といった高齢者の情報を受け取れる。その後、位置情報や健康状態などを行方不明者の家族などに知らせることができる。互いに匿名でのやりとりが可能となっている。

 市はこれまで、徘徊(はいかい)などが心配されるお年寄りの情報を登録してもらう「SOS見守りネットワーク『ほっと安心』つるおか」の利用を呼び掛けてきた。捜索時の手掛かりや保護後の手続きに活用できるよう、市と警察で情報を共有しており、本年度は同事業の利用者を対象とし、シールの登録者数50人を目指している。

 シールは折り鶴のマークが目印。担当者は「地域の見守りの目があってこそ、システムが生きてくる。お年寄りの体力消耗や事故の防止のためにも早期発見は重要で、もしマークを着けた人を見掛け、対応に迷ったら市や警察に相談してほしい」と話している。問い合わせは市長寿介護課高齢者支援担当0235(29)4180。

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