山形は22日、非公開練習で調整した。中2日で迎えた前節のアウェー金沢戦は1―1で引き分け、連勝は2でストップ。通算成績3勝6分け4敗で、順位は15位とした。今節は5連戦の締めくくり。
一方の甲府は昨季5位でJ1参入プレーオフに進出し、率いた伊藤彰監督が続投。ブラジル出身のFWジュニオール・バホスが期限付き移籍から復帰し、J2福岡の主力だったFW松田力らを獲得した。通算成績5勝7分け1敗で、第6節以来黒星なしの4位。バホスの負傷離脱は痛かったが、今季4得点のFWドゥドゥや元日本代表のFWハーフナー・マイク、ドリブル突破が持ち味のMF泉沢仁らが入れ替わりで前線を担う。「誰が出てきても相当やっかいだ」と石丸監督。
陣形は3―4―2―1で、5人が並ぶ最終ラインを軸に守備は堅く、攻撃への切り替えが速い。手数を掛けないカウンター、何度も得点を生んでいるセットプレーは要注意だ。山形は前節、相手速攻を浴びて3試合ぶりに失点。連係の甘さから敵陣でボールを奪われており、守備時のリスクを考慮しながら攻撃を組み立てたい。石丸監督は「攻め急ぎなど、自分たちからバランスを崩さないようにしたい」と語った。
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