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金山杉に書をしたためて 最北地区の高校、書道部員らが森林ノミクス

2020年08月15日 09:07
金山杉の板に文字を書き込む生徒たち=東根市・東桜学館高
 書と金山杉が融合―。本県の豊かな森林資源を有効活用する「やまがた森林(モリ)ノミクス」を推進しようと、最北地区の高校の書道部員が、金山町特産の金山杉の板に書き込んだ作品を完成させた。半紙とは違ったにじみやかすれに味わいが出ており、10月に予定されている県高校総合文化祭書道部門でお披露目する。

 最北地区が開催地のため、企画展示の個人作品として制作した。板は木材加工メーカー「たくみまさの」(金山町、正野直弥社長)が手掛け、住宅の柱や梁(はり)などに使用される直材(A材)を使用。木材の中心に近い「心材」で色の赤いものは除き、樹心に平行して真っすぐな「正目(まさめ)」にこだわった。何枚も接ぐことで、反りにくくなっている。

 高校生たちは約3週間かけて構想を練り、8日に東根市の東桜学館高で作業に当たった。新庄北、新庄南、北村山、村山産業、東桜学館の各校から1~3年生の部員34人が参加した。生徒たちは何度も半紙で練習した上で、A3サイズの金山杉の板で本番に挑んだ。「百花繚乱(りょうらん)」「花鳥風月」「明鏡止水」といった熟語や好きなフレーズを書き込み、手作りの落款を押して仕上げた。

 作業を見守っていた正野社長(64)は「書き慣れない木にしっかり筆を進めていて、度胸があると感じた。初めての取り組みに協力できて良かった」と胸をなで下ろした。造像記の書体で表現した東桜学館高2年小野菊晴さん(16)は「木に書くのは新鮮で、楽しみにしていた。かすれの感じが紙とは違う」と話し、新庄南高1年丹風椛さん(15)は「半紙より筆が滑らなかった。にじみがとてもいい味になっている」と手応えを口にした。

 今回作業に参加できなかった生徒を含め、約50点を作り上げる。作品は乾燥させた上で10月9~11日、東根市民体育館に展示される。
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