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形悪くても、おいしいよ 尾花沢の三浦さん「もとなりスイカ」出荷

2020年08月14日 14:21
間引かずに栽培した「もとなりスイカ」を手にする三浦好昭さん。左手に持つイラストは考案したゆるキャラ「もとなりくん」=尾花沢市
 尾花沢市横町2丁目の三浦好昭さん(61)が、通常は形が悪いために間引かれる「もとなりスイカ」を出荷している。30年近く前に考案したゆるキャラ「もとなりくん」で存在をPRしてきたが、栽培にも乗り出した。多少いびつなものの味は良く、三浦さんは「見た目ではなく中身が大切」とのメッセージを込める。

 三浦さんともとなりスイカとの出会いは幼少の頃。スイカを作っていた父親が最初に付いた実を捨てていたため、疑問に思って尋ねると、「これを取らないと格好が良くならない」と教えられた。間引くことで後に付く実は形が良くなるという。

 味は良いのに、捨てられてしまう不遇なスイカに着目した三浦さん。看板・デザイン会社を営んでいることもあり、1992年にキャラクターとして「もとなりくん」を生み出した。もとなりくんは市の観光大使にも任命され、県内外に知られてきた。

 三浦さんは昨年、父の後を継いで栽培を始めた。もとなりスイカを実際に食べてもらおうと、間引くことなく育て、今年は1500個を実らせた。きれいな丸い玉にはならないが、糖度は高いという。キャラクターと同じデザインのシールを皮に貼り付けている。

 もとなりくんには三浦さんが考えた自己紹介の物語がある。「ぼくは形が悪いので捨てられる運命です。でもぼくは、どんなにつらくても負けない強い心と力を持っているスイカです」。三浦さんはこの思いを込め、もとなりスイカを市内の保育園に配った。「スイカの消費低迷が叫ばれるが、産地として盛り上げていきたい」と話している。
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