県内ニュース

知事の任期満了まで半年 吉村氏と大内氏、コロナや大雨対応でアピール

2020年08月13日 08:06
 吉村美栄子知事(69)の3期目の任期満了(来年2月13日)まで半年となった。吉村氏は新型コロナウイルス対策などを理由に次期知事選への態度を明らかにしていないものの、後援会は態勢づくりを始めている。一方、自民党県連が擁立を決めた元県議の大内理加氏(57)は県内をくまなく歩き、知名度アップに努める。他に名乗りを上げた人はいない。

7月の大雨被害に遭った農業用水路・鮎貝堰を視察する吉村美栄子氏=12日、白鷹町
 「(態度表明については)そういうときではない」。4日の定例記者会見で、吉村氏は少し困った表情を浮かべ、次期知事選への対応に関する質問をかわした。新型コロナに7月の記録的大雨の対応が重なる非常事態に、会見で「ちょっとお盆どころではなくなるかも」と漏らすほど多くの公務を抱えている。

 連日のように大雨被災地の視察に赴くほか、市町村長や県議との意見交換会を開催し、会見では新型コロナの注意を訴える。必然的に、例年に比べるとメディアへの露出は高まっている。「まるで選挙運動」(自民党県議)と揶揄(やゆ)する声も聞こえる。

 周辺では既に出馬を想定した活発な動きが見られる。後援会にも吉村氏本人から明確な意思は伝えられていないというが、態勢を整えて「そのとき」を待つ構えだ。感染防止のため大規模な集会などは見送っている。しかし、支援女性で構成するオレンジの会や経済人の会を含め、県内各地に計88ある後援組織の引き締めに余念がない。

住民と膝詰めで地域課題について意見を交わす大内理加氏=8日、酒田市
 一方、大内氏は県内各地を飛び回る日々を続けている。8日に酒田市内で開かれた座談会では、集まった自民支援者を前に、政府とのパイプを生かし隣県との高速道を早急につなぐと決意を示した。政権与党の立場を強調し、地域課題を解決しようとする意気込みを披露した形だ。

 新型コロナの感染拡大に配慮し、大規模な集会は開けていない。その意味では自民の圧倒的な組織力を発揮できず、自覚する山形市以外での知名度不足の払拭(ふっしょく)もこれからだ。その代わり市町村長に会い、自民の地域支部役員の先導で各地に足を運び、各支部で少人数の座談会を重ねる。自民県議の後援会にも積極的に顔を出している。

 7月の大雨災害後は、甚大な被害が出た市町村を訪れ、被災状況を確認するなど、県民に寄り添う姿勢もアピールしている。手応えは感じ始めているようで、「地域に入り、住民の声を聞いて課題を確かめている。目指す施策の方向性に反映させたい」。そう言って口元を引き締めた。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2020年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2020年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から