高速道に立ち入り注意 道に迷う認知症高齢者増加、県警が警戒呼び掛け

2020/8/12 12:07

 県内で高速道路への人の立ち入りが増えている。今年に入って東北中央自動車道で4件、山形自動車道で3件あった。いずれも事故には至らなかったが、県警高速隊は認知症の高齢者が道に迷い、誤って立ち入るケースが目立っているとし、ドライバーなどに注意を呼び掛けている。

 高速道で確保される人数は、年々増加傾向にある。2016年は9件。17~19年は15件前後で推移。今年は7月末時点で7件となっている。今年は1~5月に2件だったものの、6月は2件、7月は3件と毎月、複数の立ち入りが確認されており、注意が必要だ。

 山形道では先月17日、鶴岡市内の中央分離帯を歩いていた庄内地方に住む90代男性が保護された。男性は認知症の疑いがあり、散歩している途中で道に迷い、庄内あさひインターチェンジから誤って進入したという。通行車から通報が相次ぎ、その後、家族に引き渡されたが、一歩間違えれば大きな事故につながっていた可能性もある。

県内の高速道路では人の立ち入りが増えており、県警が注意を呼び掛けている=山形市

 県警高速隊の吉田幸司副隊長は、高速道路の事故は被害が大きくなるリスクが高く、ドライバーには立ち入りがあることを頭に入れて、運転することが必要だと説明する。「万が一見つけた場合は、110番通報し、即時に位置を特定させるため、道路沿いにあるキロポストの表記やどの方角に歩いて行ったのかを伝えてほしい」と話す。一方、高速道路付近に住む高齢者を家族に持つ人には「注意して見守りを」と呼び掛けている。

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