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海は楽しい!!だけじゃない 庄内浜レジャー、事故に注意

2020年08月11日 11:09
酒田海上保安部の職員が水上バイクの利用者に事故防止を呼び掛けた=10日、鶴岡市・湯野浜海水浴場
 海水浴シーズンが最盛期を迎え、水難事故が懸念されている。新型コロナウイルス感染防止のため庄内浜では今夏、11カ所の海水浴場のうち監視員がいるのは7カ所。2日には水上バイクでの死亡事故も発生した。酒田海上保安部は警戒を強化しており、10日には鶴岡市の湯野浜海水浴場で利用者に注意を呼び掛けた。

 酒田海保によると、庄内浜の海水浴場で発生した遊泳中の事故は、昨年までの過去10年に計22件で5人が亡くなっている。昨年は最多の5件を数え、酒田市の浜中あさり海水浴場(今季から閉鎖)では8月18日、仙台市の男子大学生(19)が離岸流に流されて死亡した。開設期間終了後で、監視員がいない中での事故だった。

 今夏は新型コロナの感染防止策を十分に講じることができないとして、宮海(酒田市)、加茂レインボービーチ、三瀬、マリンパークねずがせき(以上鶴岡市)は開設されていない。酒田海保は、例年はオープンしている海水浴場での事故を懸念。監視員を配置していない場合、救助が遅れて最悪の事態になりかねないからだ。

 庄内浜で発生しやすいとされる離岸流も大きな懸念材料だ。沖合に向かう強く、速い水流で、毎秒2メートルの速さになることもある。特に最近、多く見掛ける大型の浮具は沖に向かう波や離岸流だけでなく、大きさ故に風の影響も受けやすい。北海道ではユニコーン型の浮具を使っていた女児が沖に流される事故も発生。全国的には家族や友人が救助しようとして溺れる2次被害も起きている。

 海水浴などに加え、足に装着した器具から水を噴射し、宙に浮くフライボード、ボードに立って1本のオールでこぐスタンドアップ・パドル・ボード、水上バイクと、近年、海を楽しむ選択肢は増えている。

 酒田海保はこうした装置や乗り物を使うマリンレジャーでの事故も警戒している。2日に湯野浜で起きた水上バイクによる事故では、同乗者の女性(20)が海に投げ出されて亡くなった。酒田海保管内での水上バイクによる死亡事故は2010年以降初めてだった。スピードが出ることが楽しみの一つだが、転落や転覆時の衝撃は大きい。救命胴衣だけでなく、衝撃を緩和するウエットスーツやヘルメット着用を強く勧める。

 酒田海保は湯野浜での注意呼び掛けで、救命胴衣の装着は義務であり、飲酒後の利用は絶対にしないよう求めた。岩橋和彦次長は「外出自粛の期間が長かったこともあり、海岸に繰り出す人は多くなることが想定される。海の危険性を認識した上で楽しんでほしい」と訴えている。
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