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県産サクランボ、平年並みの労働力確保

2020年08月10日 12:20
新型コロナウイルスの影響が懸念されたサクランボ園地だが、県内を中心に幅広い支援を受け、平年並みの労働力が確保できた=天童市川原子
 今季の県産サクランボの労働力確保に関し、充足率が4割を超え、平年並みの人手を確保できたことが、JAグループ山形の地域・担い手サポートセンターのまとめで分かった。新型コロナウイルスの影響で県外からの応援が見込めず、大幅な働き手不足が懸念されたが、県内向けのPR強化が奏功。他業種からの応援も受け、オール山形で産地支援に取り組んだ。

 同センターによると、今年はやまがた、てんどう、さがえ西村山、みちのく村山、さくらんぼひがしねの各JA無料職業紹介所に計511人(前年度比51人増)の求人があり、218人(同25人増)が雇用に結びついた。充足率は約42%。求職者357人のうち県内は約9割に当たる322人(同92人増)で、県外からは35人(同21人減)だった。

 生産現場では慢性的な人手不足が続いており、近年は県外からの雇用が全体の2~3割を占める。今季は新型コロナの感染拡大で県外援農者の募集が難しく、地元の協力が不可欠な状況だった。

 JAグループ山形などは支援の輪を広げようと、新たに県観光物産協会や県旅館ホテル生活衛生同業組合など、他業種にも求人のチラシを配布した。学校や保育園が休校、休園になった影響で子育て中の主婦の求職数が減少した一方、休業を余儀なくされた飲食業やサービス業からの求職が増えたという。サクランボの作柄が平年を下回り、求人数自体が減少したケースもあった。

 また、検索サイトで農業や求人といった関連ワードを打ち込むと、トップページにJAグループ山形の求人ウェブサイトが表示される「リスティング広告」も活用。求人サイトの3~7月の訪問者数は7303人で、前年度同期の2030人を大きく上回った。

 サクランボのシーズンは終了したが、リンゴやラ・フランスなど、生産現場の人手不足は今後も続くことが予想される。同センターの担当者は「サクランボだけではなく、他品目でも支援をお願いしたい」と話している。
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