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積極誘致、修学旅行で飛島に脚光 酒田市がPR、感染リスク低く

2020年08月06日 10:08
コロナ禍で修学旅行や自然体験の需要が高まっている本県唯一の有人離島・飛島から戻った児童=酒田市・酒田港
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、酒田市の沖合にある本県唯一の有人離島・飛島が修学旅行先などとして、需要が高まっている。感染リスクの高い首都圏などの県外を避け、飛島に行き先を変更するケースが多く、市はコロナ禍で生じた新たな「安心できる観光需要」として、今後、積極的に受け入れる方針。5日は山形市の山形四小(日高伸哉校長)の児童が1泊2日の日程を終え、酒田港に戻り、丸山至市長らが出迎えた。

 市によると、山形四小の他、既に来月1、2日に米沢二中の約180人、同3日には河北中の約90人が訪れる予定。地元・酒田市内の小中学校も日帰りで訪れる予定があり、修学旅行や自然体験などで選ぶケースが増えているという。飛島は酒田市の沖合39キロにある。行き先を変更した学校の教頭らは「感染リスクが少なく、県内でも足を運ぶ機会が少ない場所だから」「自然も豊かで、島ならではの体験ができる」などと理由を述べた。

 山形四小は当初、12月に東京方面に行く予定だったが、感染拡大を受け、夏休み期間を利用し、飛島での修学旅行に変更した。6年生34人と引率教員ら6人の計40人が4日からの1泊2日で来島。自然観察や島の人々の暮らしについて学んだ。酒田港では5日、定期船「とびしま」で戻った児童に丸山市長が記念品を手渡し、大森釉月さん(11)は「緑や花が多く、山形とは違う暮らしも知ることができた」と話した。

 飛島の人口は6月末現在117世帯の184人。島民の平均年齢は70.62歳、高齢化率は77.17%で、人口減少や地域振興が大きな課題となっている。医療体制が十分ではなく、一時は来島自粛を呼び掛けていたが、海水浴シーズンを迎え、感染防止対策を講じた上で、振興策の一つとして観光に力を入れている。市は感染予防に配慮している教育旅行であれば、安心して受け入れられるとして、積極的に誘致。さらに「鳥海山・飛島ジオパーク」のエリアに入っている秋田県の学校にも教育旅行先としてPRし、島内の宿泊施設の整備などにも力を入れる方針だ。
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