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お盆に会えない…県民、理解と諦め 感染拡大地域からの帰省「慎重に」

2020年08月05日 12:09
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 吉村美栄子知事が新型コロナウイルス感染拡大地域からのお盆の帰省を慎重にするよう求めたことについて、県外に子や孫がいる県民は4日、要請に理解を示しながらも、家族の顔が見られないさみしさや諦め、収束が見えないコロナ禍への不安を口にした。

 次男が東京で働く米沢市矢来2丁目、パート従業員森淳一さん(68)は「一緒に酒を飲みたいが、状況を考えればしょうがない」と受け止める。今年2月、次男から「リモート勤務になった」と連絡が入り、海外では都市部から地方への帰省で感染が広がっていることが話題になった。次男がその際に「帰らない」と言い切っていたことから、森さんは「次男も同意見だと思う」と話す。

 新庄市沼田町の自営業女性(78)には、東京で働く20代の孫がいる。母親が帰省しないように伝えたため「帰ってこないだろう。会いたいけれど仕方がない」と肩を落とす。最近、市内から感染者が出ているため「孫1人だけの問題ではない。自分にうつされても困る」と、帰省自粛には納得しているが、「いつになったら落ち着くのか…」とこぼした。

 「会えないことがストレス」。酒田市で生花店を営む女性(52)は漏らす。東京で看護師の長女(23)、奈良県で大学生の次女(20)が暮らしているが、正月以降会っていない。東京も奈良も依然として感染者が出ており「帰りたいけど、お盆には帰らない」と告げられたという。本来なら家業の繁忙期。例年、子どもたちにも手伝ってもらっており「今年は人手が足りない」と困り顔だった。

 上山市栄町2丁目、無職の80代夫婦は、宮城県で看護師をする50代の娘に「無理して帰らないように」と話したという。5月の大型連休の際も、娘は高齢の両親の健康に配慮して戻らなかった。「気兼ねなく帰省できるように、早くこの事態が収まってほしい」と祈るように語った。
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