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復旧は「一緒に」・県内豪雨 被災地で片付け、清掃作業本格化

2020年08月02日 12:45
 記録的大雨に見舞われた県内各地の被災地で1日、ボランティアによる浸水した住宅や施設の片付け、清掃作業が本格化した。「困っている人を助けたい」「自分ができることをしたい」との思いから、多くの中高生や大人たちが参加した。

【河北】中高生が汗
民家に流れ込んだ泥を一輪車で運ぶ谷地高生=河北町谷地
 150戸以上の住宅が浸水した河北町では、約100人のボランティアが被害家屋で作業を行った。このうち谷地高(同町)などの高校生が約60人、河北中生が13人と、若い力が地域のため懸命に汗をかいた。

 30戸が床上浸水した押切地区。1人暮らしの無職福田始(はじめ)さん(72)方は床上60センチまで浸水し、谷地高生8人が床下や敷地の泥出しと運搬を行った。

 3年斎藤一颯(いぶき)さん(17)は同地区から最上川を渡った東根市島大堀に住んでおり、「家の近くで起きた被害。手伝いたい」と参加。重い泥を袋に入れ一輪車で何度も運び「実際に作業してみると量が多くて大変だが、高校生というより一人の人間として頑張りたい」。福田さんは「本当に助かる。感謝の言葉しかない」と話した。

 同様に1人暮らしの会社員千葉芳幸さん(53)方では谷地高と河北中の生徒がぬれた畳などを運び出した。河北中3年の中野聖悟(しょうご)さん(14)は「困っている人を助けたい。力を合わせるのが大事」と作業を続けた。

【鶴岡】球場で撤去
鶴岡工高野球部の生徒たちは流木などを運んだ=鶴岡市赤川河川緑地
 浸水し、フェンスが壊れるなどの被害が発生した鶴岡市赤川河川緑地の野球場で、鶴岡地区野球連盟(曽川利和会長)の役員や加盟チーム、鶴岡工業高野球部の生徒計約50人が復旧作業に当たった。

 フェンスに絡みついている流木などを撤去したり、泥水で汚れたベンチを洗ったりした。同部は昨年、この球場で練習に励んでいたといい、主将の2年粂(くめ)智章さん(16)は「木やごみがたくさん流れ着いていて驚いた。人の役に立てるよう、自分たちができることをしたい」と話した。

【村山】市民泥出し
 村山市災害ボランティアセンターの受け入れが始まり、市民46人が参加した。同市中央2丁目を中心に民家3カ所、事業所3カ所で清掃活動に当たった。

 床上浸水のあった民家では、水がしみた畳やふすまを外し、使えなくなった家財道具を指定のごみ捨て場に運んだ。使える物は水で洗い、乾かしていた。浸水で床に泥がたまった事業所では、ボランティアと社員が泥出しをした。

床上浸水した住宅で家財道具の搬出や清掃活動を行う市民ボランティアら=村山市中央2丁目
 1人暮らしで被災した矢口修さん(63)=同市中央2丁目=は「ボランティアの方がいると重い物も運んでくれて作業がはかどる」と感謝しきり。初めて災害ボランティアに参加したという同市楯岡中町、会社員元木宏幸さん(38)は「近所で被害があり、何とかしたいと思って参加した。予想以上に重労働」と汗を拭った。
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