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尾花沢・大石田の一部、きょう給水再開へ 集落孤立は全て解消

2020年08月01日 07:59
 最上川などの氾濫により浸水が相次いだ県内の豪雨被害で、断水している尾花沢市、大石田町の一部で早ければ1日から給水が再開されることが31日、分かった。山形新聞のまとめでは建物の浸水などの被害は26市町村の少なくとも870棟に拡大、舟形町で1棟の全壊が確認された。集落の孤立は全て解消した。

 大石田町の豊田水源場が原水の濁りの上昇などで停止し、同町のほぼ全域と尾花沢市の本町、福原両地区で計5429世帯の断水が続いている。尾花沢市大石田町環境衛生事業組合は31日、貯水槽を清掃し、採水した水を検査機関に送った。結果は1日昼すぎにも判明する見込みで、保健所の基準を満たせば1日中にも給水が再開される。全ての断水解消にはさらに数日を要するとみられる。

 山形新聞が31日午後5時までに全35市町村に聞き取りしたところ、住宅や施設の浸水、損壊は前日の840棟から30棟増えた。最多は河北町の152棟。舟形町富田地区を流れる最上川沿いの住宅1棟が約2メートル浸水し全壊したほか、同町堀内の住宅1棟も半壊した。

 県によると、農林水産被害は31日夕までに、農作物の冠水や浸水が1289.8ヘクタールで確認された。施設はパイプハウスの損壊など5件、農地・農業用施設は163カ所、林道など森林関係は210カ所に上った。被害が大きかったとみられる河北町や村山市、大蔵村などからはまだ全てのエリアの報告に至っておらず、継続して調査している。

 県教育委員会によると、31日は尾花沢市と大石田町の小学校5校と中学校3校が休校したほか、大蔵村の小中学校各1校が授業を繰り上げた。

陸自が支援活動―尾花沢・大石田
大雨の影響で断水した尾花沢市に第6師団が災害派遣され、多くの市民が給水を受けた=31日午前11時41分、同市役所
 水源の浸水により尾花沢市と大石田町で断水が続く中、県による災害派遣要請を受けた陸上自衛隊第6師団(司令部・東根市神町駐屯地)第20普通科連隊は31日、両市町で給水支援を行った。

 両市町に1トンの水トレーラー6台などが派遣され、3カ所で給水活動を展開した。尾花沢市役所前では午前9時~午後7時に給水が行われ、ポリタンクやバケツ、ペットボトルなどを持参した住民が列をつくった。市内の30代女性は「浴槽に水をためようとしたが間に合わず、トイレやお風呂に使う水に困っていたのでありがたい」と話した。新型コロナウイルスの感染防止を図るため、隊員は手袋やマスクを着用し、住民が間隔を開けて待機できるような誘導路を設置するなどの対策を施した。

 大石田町では旧豊田小跡地と新庄河川事務所大石田出張所近くの広場で活動を行った。1日は3カ所で午前7時~午後7時に支援する予定。
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