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“霊気”に導かれ… 山寺「垂水岩霊境」話題に

2020年07月31日 21:36
ハチの巣状の穴が神秘性を漂わせる垂水岩霊境=山形市山寺
 山形市山寺の「垂水岩霊境(たるみずいわれいきよう)」がパワースポットとして、インターネット上で話題だ。岩肌一面に広がるハチの巣状の穴が巨岩に宿るエネルギーを感じさせる。“霊気”に触れようと、一帯は県内外から訪れる人たちの姿が見られる。
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 立石寺根本中堂から東方約1キロの地に最上三十三観音第2番札所の千手院がある。境内右手の山道を15分ほど登ると眼前に奇岩・巨岩の霊域が姿を現す。この辺りは大正時代ごろまで山伏が居住、修行していた場所だと伝わる。巨大な岩壁の割れ目に不動明王を祭る「垂水不動尊」や、立石寺を開山した慈覚大師円仁(794~864年)の修行宿跡とされる「円仁宿跡」も残る。

 霊境は日中でもほの暗く、静寂な空気が流れる。岩穴には古びた白木の鳥居が立ち、異界へいざなうようだ。名古屋市東区の会社員山崎幸一郎さん(39)は「数カ月前にネットで知った。荘厳な雰囲気で身が引き締まる。なぜ幾つもの穴ができたのか不思議だ」と首をかしげる。

 穴は凝灰岩の小さなくぼみに雨水が浸透し、岩の中から塩分が溶出。乾燥により塩分が結晶化し、その膨張圧力で岩の表面が剥げ落ちた。長年の月日を経た雨水の浸透と乾燥の繰り返しにより、穴が拡大したと考えられる。千手院の別当会代表を務める後藤弥一郎さん(90)は「子どもの頃、岩のかけらをなめたらしょっぱかった」と振り返る。

 ここ数年、ネットの影響で霊境を訪れる人が一気に増え、外国人の姿もあるという。後藤さんは「今年はコロナ禍でグループでの参拝は減っているようだ。千手院は玄関口に当たり、地元の人らと協力して境内の環境整備に努めている。まず、当院観音堂で静かに手を合わせてから訪ねてほしい」と話している。

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