芸工大発のビジネスプラン紹介 オンライン発表会、先輩起業家ら助言

2020/7/31 11:35
東北芸術工科大の学生が考えたビジネスプランを紹介し、県企業振興公社担当者や起業家と意見交換したオンライン発表会

 東北芸術工科大の学生が30日、自ら考えたビジネスプラン(事業計画)のオンライン発表会を開いた。発表は学生がビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って、県内各地のコワーキングスペース(CWS)などに発信する形で行い、県企業振興公社や先輩起業家が視聴して助言した。学生は意見を元に後期の授業でプランをさらに改良し、事業化を目指す。

 事業計画作成は同大企画構想学科の松村茂教授が指導し、オンライン授業のベンチャービジネス論(起業家育成授業)入門編と実践編として取り組んでいる。入門編は2年生を中心に約150人が受講し、同公社担当者から講義を受けた上で一人一人が事業計画を考案。実践編は3年生21人が模擬会社5社に分かれ、実践的なプランを練った。発表会は学生に起業意欲を高めてもらう狙いで同大、県などが開き、入門、実践それぞれの学生が発表した。

 入門編の発表会は約150人が視聴し、ユニークで斬新なプランを考え事前審査で選ばれた学生4人が登場。それぞれ▽飲食店の複合施設経営▽目元の写真を基に理想の相手を見付ける新世代型マッチングアプリ▽旧長井小を利用したコミュニティー食堂・マッチング食堂運営▽インターネット広告―を提案した。

 県は本年度、新しい働き方コンソーシアム(会長・松村教授)が構築する県内CWS6カ所のネットワークなどをウェブでつなぎ、多様な利用者による交流から新ビジネスを生み出そうとモデル事業に取り組んでいる。発表会はネットワーク外も含めた計10カ所のCWS利用者らが視聴し、助言役を務めた。

 発表後の質疑応答では、視聴者から事業の実現性や収益性、継続性、広がりに関する質問、指摘があり、幅広い意見が出た。学生側は「リアルな意見をいただき刺激になった。アイデアを練り直す」「自分では思い付かなかった仕組み。検討したい」などと応じた。

 オンライン発表会について、松村教授は「学生が学外から意見をもらえ、より良い事業計画にできる」とメリットを説明。「学生が学内にとどまり学ぶ時代は終わった。オンライン環境を逆手に取って社会と関わり(学外からアイデア、意見を吸収することで)イノベーション(革新)と学生の成長につなげたい」と語った。発表会は8月6日もある。

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