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日本海臨む高台にシェアハウス 鶴岡・小堅地区、移住者向けに整備

2020年07月28日 15:09
鶴岡市小波渡に整備されたシェアハウス
 鶴岡市の小堅地区自治振興会(本間仁一会長)が同市小波渡に移住者向けシェアハウスを整備した。日本海に臨む高台の家屋を活用し、地域住民も利用できる共有スペースも設けた。地元の若者を中心とする活動で、事業を通じて関係・交流人口の拡大を目指す。

 JR小波渡駅近くに立つ、築40年ほどの長年空き家だった民家を改修した。木造2階建てで延べ床面積164平方メートル。海抜約15メートルの高台にあり、日差しを受けてきらめく波や、夕焼けに染まる景色を一望できる。

高台からの眺め
 2階が居住スペースで、和洋3部屋(8~10畳)と共用のトイレ、シャワールームを備えている。入居は女性限定。期間は1年を基本に、旅先で仕事をするワーケーションなど短期利用の相談にも応じる。

 1階には約80平方メートルの交流スペース「キッチンこがたん」を設けた。調理場やカウンターを備え、Wi―Fi(ワイファイ)などテレビ会議ができる環境も整備した。日頃のお茶会や、子どもの居場所としての活用を見込んでいる。1階は浴室とゲストルームも備えている。

広々とした1階の交流スペース。カウンターの窓から海を眺めることができる
 居住者には可能な範囲で地域参加を依頼する。交流を深めるとともに、住人が入れ替わり、循環していくことを通じて、関係人口を拡大したいと考えている。将来に向けた地域ビジョンづくりにも協力を求める。

 家屋は東北公益文科大の鎌田剛准教授が数年前に取得。地区の若者との交流の中でシェアハウスにするアイデアが生まれ、自治振興会に無償貸与した。市の地域まちづくり未来事業の助成約730万円を活用し、若者グループを中心に1年がかりで整備した。

「便利さに勝る」
 小波渡と堅苔沢の二つの自治会からなる小堅地区。自治振興会によると、1975(昭和50)年に約1550人いた住民は2019年に約730人まで減少した。事業をけん引する佐藤潤一さん(38)は「生活の便利さに勝る魅力がこの地区にはあると思う。地域の魅力をリデザインする第一歩にしたい」と語った。

 今後はウッドデッキなど外構を整備し、交流や憩いの機能を高める。昨年の本県沖地震を踏まえ、2次避難場所としても役立てる。ほかに、旧小堅小に移転する小堅コミュニティセンターにも交流スペースの整備を予定している。

 シェアハウスの家賃は光熱費込み2万8千~3万3千円、共益費2千円。既に1室が契約済み。問い合わせは小堅地区自治振興会0235(73)2243。リノベーションや現在の様子は公益大生によるインスタグラムのアカウント「kogatan_project」で発信している。
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