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3酒蔵が統一ブランド 8月発売、山形の「ん~まいの」

2020年07月28日 14:17
三つの酒蔵が製造した統一ブランドの日本酒「山形の『ん~まいの』」=山形市
 県酒類卸(寒河江市)は山形市内の三つの酒蔵が製造した日本酒の統一ブランド「山形の『ん~まいの』」を8月1日から県内限定販売する。酒米の品種や精米歩合などの詳細な情報をあえて伏せ、各蔵元の特長を素直に味わってもらう試み。初心者も手に取りやすい仕掛けで、新型コロナウイルスで打撃を受けた地酒業界を盛り上げる。

 参加酒蔵は秀鳳酒造場、男山酒造、寿虎屋酒造。価格とラベルは統一するが、味はそれぞれの特徴を出しており、各酒蔵の入門編という位置づけだ。秀鳳は「余韻がありつつ切れが良い」(武田秀和専務)、男山は「甘さ抑えめで、食事しながら飲みやすい」(尾原俊之専務)、寿虎屋は「酸味と甘さのバランスがとれ、やや辛口」(小笠原朋弘営業部課長)な飲み口に仕上げた。

 統一ブランドは県酒類卸が企画。日本酒は酒米の品種や精米歩合などの情報を重視する専門的な市場になりつつあるといい、ブランド名には「固定観念や難しいことを抜きに、各蔵のオリジナリティーを素直に味わい、『うまいものはうまい』と楽しんでほしい」との思いを込めた。

 新型コロナの影響は日本酒業界にも及び、3、4月の歓送迎会が激減したあおりで業務用は8割ほど減少、酒蔵単位でも前年同月比で売り上げが半分以下に落ち込んだ月があるなど影響を受けた。もともとの課題である新規ファンの獲得に加え、打撃を受けた業界を活性化しようという狙いがある。

 「山形は素晴らしい酒の産地だということをあらためて認識してほしい」と秀鳳の武田専務。県酒類卸の担当者は、「シークレットな部分があることで楽しみが出てくる。固定観念なしに飲み比べてほしい」としている。各酒蔵が千本ずつ製造した。720ミリリットルで1500円。一般・業務用の酒販店で取り扱う。今後、企画に賛同する他の酒蔵やワイナリーとも展開予定。
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