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友人に送ったサクランボが残念なことに… 信頼あってのブランド、品質に厳しい目認識不可欠

2020年07月15日 07:19
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 日本一の生産量を誇る本県のサクランボ。味、品質ともに全国トップレベルの「赤い宝石」だが、果肉が柔らかく傷みやすいため、収穫や箱詰め、発送といった作業には細心の注意が必要だ。県などは毎年、各生産者に出荷管理の徹底を呼び掛けているが、目が行き届かないケースもある。

 「友人に送ったサクランボにカビが生えていた」。収穫が最終盤に入る中、県外在住の本県出身者らから寄り添うぶんちゃん取材班に相次いでメッセージが寄せられた。投稿者の一人は、ある農園を通じて親戚や友人にサクランボを送ったところ、傷んでいたり、カビが生えたりしていたと説明。過去に同じ農園に依頼した際、似たような状況があったとし、「ふるさと山形に裏切られたような悲しさを覚えた」と落胆を隠さなかった。

 県農産物流通販売推進室によると、こうした苦情は毎年のようにあるという。県は厳選出荷を促進するため、等級ごとに形状や着色などの目安を定めた標準出荷規格の周知徹底を図り、各総合支庁による巡回指導を行っているが、「生産者全員の出荷状況を確認することは難しい」と吐露する。特に今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から巡回を減らしており、指導しきれないのが現状だ。

 傷んだサクランボが届いたとの情報が寄せられた場合、出荷元が特定できれば市町村やJAを通じて指導し、配送業者に対して輸送時の劣化防止などについて注意喚起しながら、適切な出荷に努めている。同推進室の担当者は「品質が劣化したサクランボを出荷することは言語道断だ」とし、「消費者の信頼を損なわないように今後も出荷規格の順守徹底を呼び掛け、厳選出荷を続けていく」と述べた。

 「本県出身者が誇りと思えるような生産物を出してほしいと切に願っている」。投稿者は本県農業への思いをこう記す。本県の顔であるサクランボは人気が高い分、品質に対して厳しい目が注がれている。日本一のブランドは消費者の信頼の上に成り立っていることを忘れてはいけない。
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